不動産売買の法律・制度/ガイド:平野の私的不動産用語集

修繕積立金

「修繕積立金」についての用語解説です。マンションの修繕積立金は、適正な額で徴収されないと、後に大きな障害となりかねません。(2013年改訂版、初出:2006年8月)

執筆者:平野 雅之


修繕積立金

【しゅうぜんつみたてきん】

マンションの修繕積立金は、建物の周期的かつ計画的に行なわれる大規模な修繕や、不測の事故、特別な事由により多額の費用を必要とする修繕や共用部分の変更工事などに充てる準備金として徴収される。

修繕積立金の負担額が安過ぎると、建物を良好な状態で維持するのに支障が生じる。長年これが適正に徴収されていなかったマンションでは、必要不可欠な工事のために1世帯あたり数十万円の臨時徴収が実施されることもある。また、あるマンションの実例では、緊急の修繕に要する負担が1世帯あたり1千万円にもなり、結局は費用を集められずに朽ちていくのを待つばかりの状態である。

>> 管理費
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>> 修繕積立基金


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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