最高の満足感を得られる北海道の秘湯
■スポット名温泉旅館銀婚湯
■おすすめポイント
温泉旅館銀婚湯は北海道南部の山間部にある秘湯です。大正天皇の銀婚式の日(大正14年5月10日)に創業したのが名前の由来。秘湯ながら名前の通り上品な宿で、食事が良い宿としても知られます。
日帰り入浴では露天風呂付き大浴場しか利用出来ませんが、湯と風情の良さは分かると思います。しかし、さらに素晴らしいのが宿泊者専用の貸切露天風呂。大浴場は4源泉混合ですが、貸切露天風呂は2源泉混合で源泉にも近いので、一層の泉質の良さを感じるのです。しかも、林間の貸切露天風呂は風情も最高で、温泉好きなら最高の満足感を得られるに違いありません。
四つある貸切露天風呂(うち二か所は季節限定)を利用するのは、本館のフロントで湯札を借り、入浴後にまた返しに行かないといけません。フロントから貸切露天風呂までは相当な距離があるので、複数の貸切風呂に入るには、何往復もしないといけません。よって自然と近い風呂が人気になります、本当に良いのは遠い風呂です。中でも一番遠いトチニの湯は他とは異なる褐色の独自源泉を利用している上に、浴槽も丸太風呂と四角い風呂二つあるので、一番のお勧めですが、遠いせいもあって湯札が残っている確率が高いのは、温泉好きには有難い限りです。
これらの貸切露天風呂は宿泊者は無料なので、極力沢山入りたいものです。13時からチェックイン可能なので、時間通りに行って貸切露天風呂を堪能するのがお勧めです。なぜなら他の宿泊客が到着すると競争率も高くなりますし、夜は照明が無いので昼間しか入れないからです。また大雨等の天候により入れない恐れもありますので、公式サイトにも必ず入れるとは保障出来ないと明記されています。雪の時期などは特に難しいと思われますので、温かい季節の晴天続きの日を狙って泊まりたい温泉です。
このように結構ハードルが高いのは事実ですが、泉質と風情が最高で日本屈指の貸切露天風呂なので、是非チャレンジしてみて頂きたいと思います。
■温泉旅館銀婚湯
住所:北海道二海郡八雲町上ノ湯199
電話:0137-67-3111
入浴時間:12:00~16:00
料金:700円(露天風呂付き大浴場のみ)
定休日:月曜日(祝日の場合翌日)が基本。公式サイトに休館日掲載あり。
HP:www.ginkonyu.com/
※データは記事公開時点のものです。