用途地域
【ようとちいき】都市計画における地域地区制度の中心的な役割をもつ規定である。現在、次の12種類の用途地域が定められている。ただし、名称が「住居専用」などとなっていても、決して専用ではないことに注意が必要。
□ 第1種低層住居専用地域
□ 第2種低層住居専用地域
□ 第1種中高層住居専用地域
□ 第2種中高層住居専用地域
□ 第1種住居地域
□ 第2種住居地域
□ 準住居地域
□ 近隣商業地域
□ 商業地域
□ 準工業地域
□ 工業地域
□ 工業専用地域
1950年(昭和25年)に建築基準法が制定された当初の用途地域は、住居地域・商業地域・準工業地域・工業地域の4種類だった。
その後、1970年(昭和45年)の改正で8種類(第1種住居専用地域・第2種住居専用地域・住居地域・近隣商業地域・商業地域・準工業地域・工業地域・工業専用地域)となり、1992年の改正(1996年6月までに切り替え)で現在の12種類へと細分化された。
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