正反対の二人の掛け合いが面白い作品
■作品名メン・イン・ブラック
■監督
バリー・ソネンフェルド
■主演
トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス
■DVD/Blu-ray発売元
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
■おすすめの理由
いやもうこの映画の面白さはずばり、主演のふたり、Jことウィル・スミスとKことトミー・リー・ジョーンズの掛け合いにあると思いますが、いかがでしょうか。
もちろんSFXもすごいのですよ?
係員がひとり、ぽつりと暇そうに新聞を読みながらパイプ椅子に座っている入口を抜け、ふるびたエレベーターで地下に降りてゆけば。いたるとことにクロムと白があふれ、ぴっかぴかに光る宇宙移民局に到着です。そこで働く、または到着したばかりの異形の生命体たちは、本当に存在しているようで。その自然な姿に驚かれると思います。
JとKが使う武器もお楽しみのひとつ。新人のJがKに渡され「こんなオモチャでなにができる」と言った、ちっちゃなちっちゃな銀色のピストル。決して小柄ではない彼が反動で後ろにふっとぶすごい奴でした。
その光を見せるだけで、相手の記憶を消し、直後になんでも暗示をかけられるライト、欲しくなりませんでした? わたしはもちろんなりました。
欲しくなったと言えば、映画でJによくからむ、尺取り虫かナナフシのような外見をもつ3人(?)。あんなおしゃべりな同僚がいたら仕事にならないとも思えますが、失敗して落ち込んだ時、彼らの馬鹿話を聞いていれば浮上できそうです。
まぁそんな愉快な仲間たちに囲まれ、宇宙人がらみの事件にきっちり対応しつつも、のり突っ込みは忘れないJ。反対に、黒いサングラスの上の太い眉もしわのよった唇もほとんど動かさない、安定の無表情K。黒服に身をつつんだ謎の彼らの活躍は、3部つくられていますが、まだご覧になっていない方おられましたら、まずはこの1本目からお楽しみください。