本格アウトドア派も、そうでない人も満足の食事オプション!
こちらの施設は原則素泊まりですが、夕食については、ミシェルさんのボリュームたっぷりな手料理をオーダーすることもできます。メニューはラザニアやビーフ・ブルギニョン、タイカレーなど数種類のメインディッシュと、アップルパイやチーズケーキなどのデザートの中から1品ずつ選べます(2人分の追加料金は30ポンド、前日までに要注文)。もし「キャンプらしい食事」が良ければ、自炊も可能です。ガブリエルには、バーベキューセットの他、アイルランド生まれのアウトドア用湯沸かしケトル「ストームケトル」と、同シリーズの調理器具「ストーム・クックキット」が備え付けられています。小さな片手なべとフライパンがあるので、簡単なものなら問題なく調理できそうです。バーベキュー用の炭はありませんが、薪や着火剤がわりの枯れ葉、マッチはふんだんにあるので、火起こしもOK。食材は、持参したものを娯楽室の冷蔵庫に保管するか、近所のスーパーで調達します(ただしスーパーまでは距離があるので、食材の買い出しには車が必要です)。
そして朝食には……ガブリエルの横にあるニワトリ小屋を覗いてみてくださいね。自然の中で、うみたてタマゴをいただくゼイタク体験ができるかもしれませんよ!
森林ウォーキングにリャマ。自然の癒しパワーを実感
さて、「ガブリエル&バシーバ」のある牧場、リトル・ブルックストリート(Little Brookstreet)で飼われている動物とは……リャマ、なのです。南米のアンデスあたりでよく見かける、ラクダのようなヒツジのようなウマのような、あの動物です。何故、ヒツジやウシではなくて、リャマだったのでしょうか? ミシェルさんいわく「どうせ飼うなら、ちょっと変わった動物にしたかったの。フレンドリーで世話も簡単だし、可愛いものね。」とのこと。リャマは比較的温和な性格で人間にも慣れやすいのだそうで、こちらの牧場では、牧場内の広大な森の中をリャマと一緒に散歩するトレッキング・セッションもあるのだそうです(料金や開催日時などの詳細は要相談)。
リャマの飼われているフィールドは、ガブリエルの目の前。リャマの群れが草を食みながら、少しずつゆ~っくりと動いてゆく様子は、この上なく平和な光景です。そして、聞こえてくるのは小鳥のさえずりだけ。時には野生のキツネやリス、キジもやってきます。都会のロンドンからわずか1時間とは思えない、のどかな時が流れています。
ここでの過ごし方は、あなた次第。デッキに腰かけて、リャマのいる風景をながめる。読書に没頭する。時間を気にせず昼寝する……。森を散歩してみたり、リャマにエサをあげてみたり。ゲストの大半が、「慌ただしい都会の生活から離れて、心と体をリセットしにくる」(ミシェルさん談)というのも、大きく納得です。
宿泊は1日1組限定。誰にも邪魔されることなく存分に自然を満喫できる、ゼイタクな癒しの宿なのです。
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