温泉/関東の温泉

那須温泉郷は紅葉と温泉の名所(2ページ目)

那須温泉郷は、那須湯本温泉を筆頭に、大丸温泉、弁天温泉、北温泉、八幡温泉、高雄温泉、三斗小屋温泉、新那須温泉に、他の諸温泉を加えた栃木県那須町に点在する温泉地群の総称です。秘湯から高級旅館、高級リゾートホテルも多数あり、実に奥深い温泉郷で非常に人気があります。秋には関東地方の中でも屈指の本格的な紅葉が楽しめる名所。今回は、那須温泉郷を紹介します。

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド


那須温泉郷の旅館

ホテルフロラシオン那須のロビー

いかにも那須らしい豪華なシャンデリアが魅力のホテルフロラシオン那須のロビー

那須温泉郷を代表する高級宿は、二期倶楽部です。他にも那須山水閣別邸 回や那須温泉 山楽など、高級な宿が多数あり評判も高いのです。ジャンルとしては秘湯ながら上質な宿が大丸温泉旅館で、秘湯と考えると高級な料金になっていますが、評判も高い宿です。ちなみに旧黒磯市(現那須塩原市)の高級旅館として、板室温泉のOnsen Ryokan 山喜と、黒磯温泉のかんすい苑覚楽があり、こちらも好評です。

高級宿では温泉は循環という場合も多いのですが、これらの宿にはかけ流しの浴槽もあるので、温泉好きも安心して利用出来ます。特に、板室温泉のOnsen Ryokan 山喜は、加熱した源泉を惜しげも無く大湯量でかけ流しており、温泉好きにお勧め出来る宿です。

那須温泉郷の入浴施設

共同浴場「鹿の湯」

共同浴場「鹿の湯」は日本でも屈指の人気

那須温泉郷の入浴といえば、那須湯本温泉の共同浴場「鹿の湯」が断然お勧めです。木造の素朴な浴場ですが、41度から48度まで温度が異なる6つ(男湯の場合)の湯船があって温度が選べます。好みの温度を選べれば、温度に関する不満も無くなり、自然と満足度も高くなるもので、人気の大きな理由の一つだと思われます。

週末で雨天の場合は多くの人が「鹿の湯」を目指すので相当混雑しますが、湯船が6つあるおかげで、それ程混雑した印象にならないのも有難いです。日本でも屈指の共同浴場として根強い人気があるので、断然お勧めの共同浴場です。

また、那須では一部の高級宿以外では日帰り入浴を受付けている所が多いので、宿の下見を兼ねて宿で日帰り入浴するのもお勧めです。

次ページでは、那須温泉郷の観光スポットをご紹介します。
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