出産後の悩みとして、多く声があがるものの一つに、実は「両親・義両親との関係性」があります。

「里帰り出産したものの、予定を早めて帰ってきてしまった」「悩んでいるのが自分だけではないと知っただけでも、ホッとした」など、多くの産後女性を悩ませている、この問題。里帰り出産を選択しない理由としても、やむを得ない理由(親の逝去・就労・介護、出産場所など)、前向きな理由(夫婦で共に育児をしたい、など)以外のものとして、「帰る状況にない」「帰りたくない」「前回の産後に揉めたから」などの言葉を耳にします。

今回は、この問題を見つめながら、より健やかな産後の環境を整えるポイントをご紹介します。

産後に親と揉める理由

産後イメージ

通常時ならまだしも、産後なのに……

産後に親と揉める理由としては、下記が多く聞かれます。

育児の世代間ギャップ
この時期の衝突原因の一つ。母子手帳の項目が変わるなど、「良い」とされる事項が時代と共に変わっています。
【例】
- 授乳(「粉ミルク推奨」→「母乳推奨」)
- 抱き癖(「泣くたび抱っこをすると自立が遅れる」→「十分な抱っここそ自立につながる」)
- 服装(「赤ちゃんは体温調節ができないので厚着に」→「大人より一枚少ない薄着に」)

距離感の近さ
多くを相手にゆだねる必要がある産後。「帰省時には問題なく過ごせてきたため、長時間一緒にいる同居時の記憶が薄れていた。うっかり里帰りしたことを後悔」など、適度な距離感を保つことで関係性を保ってきた方にとって、思わぬ落とし穴があるようです。

スタンスの違い
慣れない子育てを「応援」してほしい産後女性と、良かれと思い、「指導」という形になりがちな親側の意識の違いも、ぶつかる要因の一つ。「こうしなさい」といった方法論の押し付けや、「みんな乗り越えてきたのだから」という叱咤激励など、アドバイスという名のストレスに苦しむ場合が多いようです。

いずれの場合も共通するのは「もっと自分の気持ちに目を向けてもらえたら」というシンプルな想い。とはいえ、相手の態度を変える、というのは難しいもの。また、子どもが誕生したタイミングで、親と傷つき合うのも本意ではないでしょう。では、今まさに悩んでいるという場合、どうすれば良いののでしょうか? 次ページでは、健やかな産後の環境を整えるポイントをご紹介します。

>>親との関係性に悩む時、どう産後の環境を整える?