クアラルンプールの5大観光名所
多民族国家のマレーシアは、場所によってがらりと表情を変えます。それは、その場所に暮らす民族、そこに集まる民族の特徴に由来します。まるで違う国のようにも見える、クアラルンプールの注目スポットを紹介します。
ステンドグラスの光に包まれる穏やかな空間
国立モスク
モスクの中。イスラム美術ならではの幾何学模様でデザインされている
クアラルンプールの中心地にある美しいモスク。開いたままの傘がそっとのせられているような珍しい形のブルーの屋根に、ミナレットとよばれる真っ白な尖塔がすっと空に向かって伸びています。外から眺めるだけでも美しいのですが、ぜひ、モスクの中に入ってイスラム世界を体感してみて下さい。というのも、マレーシアのモスクは観光客にとてもオープン。イスラム教徒がお祈りしている時間帯以外なら、モスク内を自由に見学することができ、写真撮影もOK。観光客用のガウンが用意されているので、服装についても気にしすぎる必要はありません。
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見学自由!クアラルンプールの優美な国立モスク
歴史的建造物が立ち並ぶ
ムルデカ・スクエア周辺
世界No.1。高さ100メートルの掲揚塔にたなびくマレーシア国旗
マレーシア国旗がたなびく開放的な広場、ムルデカ・スクエア。マレー半島がイギリス統治下からの独立を宣言した場所で、毎年8月31日には、独立を記念して盛大な式典が行われています。このエリアには、植民地時代の名残りをとどめた西洋風のビルが立ち並んでいるのが特徴。ムルデカ・スクエアの目の前にある「スルタン・アブドゥル・サマド・ビル」は、レンガ造りの瀟洒な建物。「ロイヤル・セランゴール・クラブハウス」は、イギリスのチューダー様式。建築やデザインに興味のある人はとくにおすすめのスポットです。
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マレーシアの歴史を語る ムルデカ・スクエア/KL
アジアの雑踏とエネルギーが充満する
チャイナタウン
チャイナタウンのシンボル、関帝廟。らせん状の線香が吊り下げられている
露店が立ち並ぶペタリン通りを中心に、迷路のように曲がりくねった路地が広がるエリア。アジアらしい雑踏を味わいたいなら、チャイナタウンにGO!通りを歩けば、「ニッポン人ですか?」と店の人からのよび込みの声がかかり、露店で売っているのはブランド商品もどき。値引き交渉が必須の販売スタイルなので、表示金額の半額ぐらいから、じわじわ、にこにこ、攻めてみましょう。また、チャイナタウンは、マレーシア人が「本場中国よりもおいしいよ」と自慢するマレーシアの中国系料理の宝庫。どれを食べてもおいしく、食いしん坊にはたまりません。
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クアラルンプールのチャイナタウン
地元のインド系マレーシア人が集う
バトゥケイブ
ヒンズー教のカラフルな神様が飾られているバトゥケイブ
クアラルンプール近郊にあるバトゥケイブ。KTMというローカル電車で、中心部から1時間ほどの場所です。ここは、色鮮やかなインド系の民族衣装を着た人が集うヒンズー教徒の聖地。というのも、インド系マレーシア人の多くはヒンズー教徒で、彼らが人生の節目に訪れる場所なのです。金ピカの巨大な銅像ムルガン神、272段の急な階段、神秘的な空気に包まれた洞窟が特徴的。年に1回のタイプーサムでは、約80万人もの信者が全国各地から訪れます。この祭り、本国インドでは危険という理由で禁止になった奇祭なのです。
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マレーシア最大級のヒンズー寺院バトゥケイブ/KL近郊
ディープなインド人街
ド派手に装飾されたブリックフィールズのメイン通り
ディープなインド文化が息づくエリア。街中に点在していますが、クアラルンプールではKLセントラル駅の近くの「ブリックフィールズ」、マスジットジャメ駅からすぐの「トゥンク・アブドゥル。ラーマン通り」が有名です。サリーやパンジャビなどのインド系民族衣装を販売するショップ。屋台はタミール出身の多いインド系マレーシア人のために、南インド料理を提供。街中にインド音楽が鳴り響き、雑貨店をのぞくと、ヒンズー教の商売の神様あるガネーシャがにょきっと鎮座。まさにインドです! アルミ製の本格カレー皿や量り売りのスパイスを物色したり、ショッピングも楽しめます。
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クアラルンプールのインド人街