テクノポップ/アーティストインタヴュー

立花ハジメ、半生記をアルバムに(3ページ目)

ガラケーが不思議な無くなり方をして、一気にMacの世界に戻った立花ハジメさん。そこから始まった半生記への回顧、そしてMacとのシンクロニシティの歴史。それらを超越すべく、発表されたのが、新作『Monaco』です。1977年、Q’s Barでのプラスチックス音源も収録。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Ricky Wilson秘伝の変則チューニング

ガイド:
3曲目の「Ricky’s Delight」は、タイトルからThe B-52’sのメンバーだったRicky Wilsonに捧げたインストと理解します。彼は1985年に32歳の若さで亡くなってしまいました。The B-52’sとはアメリカでのツアーで対バンされていますが、生前、立花さんとはどのような交流があったので しょうか?

立花:

一緒にいる時間が長かっただけでなく波長の合う友人でした。ツアーの合間に教わったRicky秘伝の変則チューニングを今回も大々的に使ってます。Rickyは曲ごとにチューニングを変えていたくらいで、かなりのバージョンがあります。これを受け継いだのは、今や僕とドラムのキースの二人だけです。

Mac初期の都市名フォントがモチーフ

ガイド:
「Fontかな?」にかけて、今回音源と一緒に発表されたフォントについてお訊きします。 フォントの名前はMonacoですよね。立花さんは過去にも、個展「タイポグラ フィー」や画集「タイポグラフィー」などの活動をされていますが、今回こういう形でフォントを発表された理由は? タイポグラフィーに関するこだわりなどがあれば、教えてください。

立花:
音楽やデザインは時代や場所の象徴です。文字はそれの最たる物でアイコンとしても好きです。今回は、スーザン・ケアの創造したMac初期の都市名フォントがモチーフになっています。

 

自分の半生記的な物

ガイド:
今回のリリース、1曲目から8曲目 までは新作となっていますが、80年代的な部分もあったり、 土臭い曲もあったり、でも、どこにも属さないノンカテゴリー性を感じます。それは、過去の立花さんの作品からも感じますが、今回、曲を製作していくにあたって、何かテーマのようなものはあったのですか?

立花:

Macとのシンクロニシティの歴史、そしてそこからの超越を考え始めた時、自然にそれは自分の半生記的な物になりました。

 

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