東武伊勢崎線新越谷、武蔵野線南越谷、
2つの駅が向かい合う街
1973年(昭和48年)に当時の日本国有鉄道武蔵野線の府中本町駅~新松戸駅間の開業に伴い、南越谷駅が誕生。乗り換え機能を果たすため、交差する東武鉄道により新越谷駅が開業したのがその翌年1974年(昭和49年)のことでした。新と名付けれたのは、すでに越谷駅があったためですが、その後、2008年には武蔵野線に新駅越谷レイクタウン駅が開業したため、残念ながら、現在では市内で最新の駅というわけではなくなってしまいました。
開業から39年(2013年時点)とそれほどに古い駅というわけではありませんが、現在では越谷駅周辺よりも賑わっているのは東武伊勢崎線(この区間は東武スカイツリーライン)が東京メトロ半蔵門線、同日比谷線と相互乗り入れをしているため。乗り換え無しで、都心まで行けてしまう足回りの良さから、商業施設、住宅などが年々増加しているのです。
もう一方の武蔵野線も京葉線と乗り入れているため、東京駅、海浜幕張までの直通がありますが、平日朝7時台を除いては1時間に3本ほど。やや物足りない感があります。また、元々が貨物線として開業したため、交差する他路線との乗り継ぎがあまり便利でない、遅延などが多いと芳しくない評判もあるようです。
新越谷、南越谷、両駅間は直接つながってはおらず、どちらも高架駅であるため、一度地上に降りてから乗り換える必要があります。この駅近くに住んでいれば利用するのはどちらか一駅ですから、さほど面倒ではありませんが、近隣に住み、ここで乗り換えとなると微妙に面倒かもしれません。
また、駅前からは羽田、成田行きのバスがあり、ビジネスマンには便利そう。そうそう、ファミリーには京葉線利用でディズニーランドに1本という点もひそかに人気と聞きました。
続いては東武伊勢崎線新越谷、武蔵野線南越谷それぞれの駅周辺の様子を見ていきましょう。