2. 自分の好きなこと、得意なことで、自分らしく輝き、人を喜ばせる
自分の好きなこと、得意なことで、自分らしく輝く!
現代は、自己肯定しにくい時代とも言えます。それは、自分らしく生きることよりも、人よりも勝ること、地位を得ること、裕福になることが良いことだという価値観が充満しているからです。
だからこそ、自分らしさを追求するよりも、そういった表面的な豊かさばかりを追い求めてしまう人も少なくありません。
実際に、競争社会の中では、その豊かさを手に入れられない人の方が多いものです。その人たちはどうなるのでしょうか?
→自分は何をやってもダメなんだと、コンプレックスを抱いてしまいます。
では、逆に色々な人を追い抜き、自分らしさとは別の豊かさを手に入れた人はどうなるのでしょうか?
→自分らしく幸せになれているわけではないので、自分の人生に納得できなくなります。
特に、優等生タイプの人は、人から求められるがままに応えてしまう傾向があります。そうすると、本当の自分と求められている自分との間にギャップが生じてしまいます。その場合、いくら評価されたとしても、「それは本当の自分ではない!」と苦しむことにもなるのです。
つまり、豊かさを手に入れても入れられなくても、自分らしさを失っている人は自己肯定できなくなってしまいます。
結局、職業が何であれ、地位、名誉がどうであれ、「自分らしく幸せになること」が、一番の幸せなのです。
仕事でも趣味でも、誰かを幸せにしてみる!
自分らしく輝くのは、仕事に限られる必要はありません。趣味でもいいのです。ただ、自分だけで楽しんでいる分には、自己肯定できるようになることには、そんなにつながりません。それによって、人を楽しませることで、自己肯定できるようになるのです。人は、「自分が誰の役に立っている」ということが、自己重要感を高めることにつながり、自己肯定できるようになります。
例えば、料理を作るのが好きな人だったら、料理で大切な人をおもてなしすることでもいいのです。絵を描くのが得意だったら、誰かに元気になれるような絵をプレゼントすることでもいいのです。自分の好きなこと、得意なことで、人を幸せにしてみましょう。