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保育士試験 実技(6) 造形―画材の準備(2ページ目)

造形表現の練習、もう取り組んでいますか? 練習の際、意外と軽視しがちなのが『画材』です。紙と色鉛筆は何でも同じというわけではないのです。試験対策に適した画材とは、どんなものなのでしょう?

ながみね あき

執筆者:ながみね あき

保育士試験ガイド

色鉛筆(12~24色)

色鉛筆も、どれでも同じというわけではないようです。製品によって芯の硬さに違いがあり、描き心地が変わるだけでなく、それによって仕上がり時間が大きく変わってくるそうです。時間が限られている試験では、色鉛筆の選択も重要なポイントになりそうですね。

芯は、柔らかめのほうが色が付きやすく、広範囲を塗る際も早く仕上がりますし、細部の濃淡の変化なども付けやすいようです。できれば、画材専門店で、実際に試してみるのがよいと思います。

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うすだいだい(はだいろ)は薄い色なので、輪郭線を描くための、濃いめの色を用意しておくとよい。

また24色ですと、きんいろ・ぎんいろが入っていますが、その2色は使わないことにして、代わりに うすだいだい(はだいろ)のバリエーションとして みかんいろ・たまごいろなどを追加するとよいそうです。顔の輪郭線を少し濃くしたいときや、濃淡をつけたりするのに便利ですし、全体の下書き線にも使えて重宝します。

試験で使用する色鉛筆は、12~24色という指定がありますが、色の種類は指定がありませんので、こういった方法で自由に組み合わせることも可能なのです。画材専門店でしたら、24色に入っていない色を単品で購入することも可能です。一度足を運んでみる価値がありそうですね。

下書きの件に触れましたが、もちろん鉛筆でするのが普通ですが、黒い線が薄く残ってしまうことが気になる場合は、うすだいだい(はだいろ)で下書きをすると、仕上がった時に目立たず、綺麗に仕上がるそうです。良いアイデアですね! ただし、鉛筆用の消しゴムでは消えませんので、何度も繰り返し描きなおすことは難しくなります。一発で下書き線がひけるような練習が必要ですね。

画材専門店

最後に、画材専門店をいくつかご紹介します。クリックすると、お店のホームページに行きます。 実店舗がお近くに無い場合、ネットショップもあります。試し描きが出来ないのが残念ですが、ほかに入手方法が無い場合は、利用してみるのもよいかもしれませんね。 今回は、上達するために意外と大切なポイントである、道具と材料えらびについてご紹介しました。良い画材をそろえて、楽しく気持ちよく描いて、ぐんぐん上達しましょう!

■こちらも参考に……
保育士試験 実技(3) 造形—参考作品の紹介

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