歴史と美食の国 三重の魅力
四日市の「とんてき」です。写真はランチメニュー。小さく切られているので女性に人気です。男性に人気なのはグローブのような「とんてき」です。
おいしいものとしては、桑名の「焼きハマグリ」、「四日市とんてき」、津の「鰻」、「松阪牛」、また「伊勢エビ」をはじめとした海産物が豊富にあることで、古来より「御食つ国」(みけつくに)と呼ばれてきました。
さて、三重県は南北に長く、楽しみ方も地域によって違います。こちらでは、三重県を北勢、中南勢、伊賀、伊勢志摩、東紀州の五つのエリアに分けてご紹介します。
豊かな自然と娯楽施設が共存する 北勢エリア
夏の大四日市まつりに登場する大入道(おにゅうどう)は日本一の大きさのからくり人形です。
登山を楽しんだ後は、麓に広がる「湯の山温泉」へどうぞ。約1300年前に発見された温泉です。傷ついた鹿が湯につかって傷を癒したという言い伝えから、「鹿の湯温泉」という別名がついています。昨年オープンした癒しと食の総合リゾート地「アクアイグニス」も大人気!
日本有数の遊園地「ナガシマスパーランド」、イルミネーションが美しい「なばなの里」、「三井アウトレットパークJAZZドリーム長島」では、家族そろってわいわい楽しめます。小さな子供たちには「名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク」おすすめですね。
車が好きな方にとっては、F1日本グランプリが開催される「鈴鹿サーキット」、工場萌えの方たちには、四日市コンビナートの「夜景クルーズ」が人気です。「ばんこの里会館」では、陶芸体験や絵付け体験もできます。自分で作った陶芸作品が手に入るチャンス!そう、三重県の北勢エリアは日本でも有数の工場地帯なのです。
文化財としては鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計による「六華苑」や旧東海道の「関宿」があり日本の美しい建物が堪能できます。美しい庭も合わせて楽しめます。
美人の湯と芸術と粋な城下町を散策できる 中南勢エリア
津市の偕楽公園は桜の名所です。
中南勢エリアには、清少納言が書いた枕草子に日本三名泉のひとつと記された「榊原温泉」があります。お風呂上りにお肌がつるつるすべすべになるという美肌の湯として有名です。美人になりたい方はのんびり過ごしに来て下さいね。
「三重県立美術館」で芸術を堪能した後は、春ならば桜の名所の「偕楽公園」を散歩するのも素敵です。夏ならば「御殿場海水浴場」で海水浴も良いですね。浅草・大須観音と並ぶ日本三観音の一つの「津観音寺」もお勧めです。
このエリアには、伊勢神宮に仕えた斎王が暮らした「斎宮跡」、「松坂城跡」や「武家屋敷」などの古い町並みが残っています。国文学者で有名な「本居宣長旧宅」もあります。また、清流宮川の源流「大杉谷」は美しい渓谷美があり新緑や紅葉の頃は自然を満喫できます。
親子で楽しむなら、「五桂池ふるさと村」には小さな動物園があります。テレビドラマにもなった「高校生レストラン」で話題の「まごの店」で美味しいお料理も味わえます。
次のページでは、伊賀・伊勢志摩・東紀州についてご紹介します。