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プレゼンテーション能力をアップする!(2ページ目)

五輪招致のプレゼンが素晴らしかったことが大変話題になっていますが、元来、日本人はプレゼンが苦手とされていました。が、そのプレゼンが、五輪招致に大きく貢献したのです。そのプレゼンの基礎となる表現力は、様々な場面で重要視されています。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド


表現力の向上には親の影響が大きい

■親が感情を言葉にする
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自己表現力アップには母親の影響が

親は子どもの前で、美しい花を見て、「わーきれいねー。」とか、おいしいものを食べて「おいしいねー」など、ポジティブな感情を口にすることは多いと思います。

しかしながら、ポジティブな感情だけでなく、「お母さん、今日、仕事で辛いことがあったんだー」とか、「今日、お買いもので、嫌なことがあったの」と、ネガティブな感情も表現しましょう。子どもはネガティブな感情も表現していいことを知り、どんな時でも感情を素直に表現するようになるでしょう。

■親が子どもの感情を言葉にする
幼い子どもは、自分の感情をうまく言葉にできない場合もあります。

「今日の試合、負けて悔しかったね。一生懸命練習していたから、どんなに辛いかよくわかるよ。次の試合は、絶対に勝ちたいよね!」などと、感情を表現することを手伝ってあげましょう。そうすることで、子どもは自己を表現する力が身に付いてきます。

家族の前でスピーチごっこ

家族間でのスピーチごっこも効果的です。

・子どもにだけさせるのではなく、お父さん、お母さんも、スピーチごっこに参加してください。楽しくなるだけでなく、スピーチを聞くこともとても勉強になります。
・「〇〇ちゃんに、今日、幼稚園(学校)でどんなことをしたのか、お話をしてもらいましょう。」と、子どもが楽しくお話しやすい雰囲気を作りましょう。
・時間は3分間ぐらいが適当でしょう。
・原稿は持たないお約束で
・テーブルで座ったままではなく、リビングの壁の前などに立ってスピーチしましょう。(ある程度の緊張感も大切です)

■スピーチするときの注意点
スピーチをする子どもに、次のようなアドバイスをしましょう。
・手振り身振りを大きくして
・ゆっくりと大きな声で、笑顔で
・聞いてくれている人の目を見て
・また、親がスピーチする場合も、子どものお手本となるように上記の点に注意しましょう。

■スピーチを聞くときの注意点

・話し終わった人に拍手を送る
・スピーチが終わったら、内容に関して、いろいろな質問をしましょう。質問をされることで、みんながどんなところに興味を持ってくれたのか理解でき、また、質問に答えることで自分に自信が持てます。

自己表現力は、簡単に身に付くものではありません。このように毎日の積み重ねと、親の心がけで育まれていくのです。
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