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英国のプレミアムコンパクト4WDが約65%オフ!

貴族が狩りの際に乗るような高級ブランド、ランドローバー。そんなプレミアム感をまとったまま、コンパクトでかつ本格的4WD車として生まれたのがフリーランダーです。今回はその2代目となるフリーランダー2をご紹介します。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

国産SUVの中古車と同じ条件で同じ価格帯に

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はランドローバーフリーランダー2(現行)をご紹介したいと思います。
ランドローバーフリーランダー2undefinedフロント

同社のディスカバリーほどヨンク感のないデザインが目指されたフリーランダー2。初代ではスペアタイヤを背面に背負っていましたが、このモデルではラゲージ床下に収納。カクカクとしていて、全体的にスッキリとした印象を与えてくれます。


確かゴルフの4代目が1998年に登場したあたりから「プレミアムなんとか」という言葉が流行りだしたかと思いますが、こちらの初代は1997年に「コンパクト・プレミアム4×4」を標榜してデビュー。

SUVの最高級車である同社のレンジローバーの直系ですから、このクルマがプレミアムを自ら名乗っても、文句を言う人はほとんどいないのではないでしょうか。

この2代目に至っては目元(ライト)あたりなんて、ほんと親(レンジローバー)にそっくり。もちろん悪路走破性などの基本性能は、最近流行の、ただ車高を上げただけのなんちゃってSUVとは明らかに一線を画します。

コンパクトとはいうものの、それは親と比べての話で、サイズはホンダCR-V(旧型は全長4520mmx全幅1820mmx全高1690mm)クラス(フリーランダー2は全長4515mm×全幅1910mm×全高1765mm)。日本で乗るにはちょうど良いサイズではないでしょうか。
ランドローバーフリーランダー2undefinedリア

テレインレスポンスをはじめ数々の電子デバイスでどんな道でも安全に走破できます。最低地上高は210mmで、水深500mmまでOK。また堅牢なボディで剛性感が高いこともあって、乗り心地も快適です


エンジンは直6の3.2L。ミッションはアイシンAW製の6速AT。2013年2月からは同社のイヴォークにも載っている直4の2Lターボになりましたが、中古車でうまみのあるのは、もちろん直6モデル。そういえば最近は直6がめっきり減ってしまいましたね……。

原稿執筆時点の最安値は14万km超の109.9万円ですが、次は5.2万km(2009年式/修復歴なし)のSEで、165万円。新車時価格は460万円ですから、約65%オフです。

ちなみに旧型CR-Vの同年式・同走行距離を探してみると、2009年式/4.8万km/修復歴なしで168万円というのが見つかりました。こちらの新車時価格は284万円ですからまだ半値にも達していません。

新車時価格が高いということは、それだけお金がかかっていることでもあるわけですし、そもそもレンジローバーの直系というプレミアム感満載で、先述のように悪路走破性は高いし、日本で乗るならちょうど良いサイズだし……と、おいしい一台です。

フリーランダー2の魅力を、次ページ以降で詳しく見ていきましょう。
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