2ペダルMTのDSG搭載で、小排気量のワゴン
2007年9月デビュー時のヴァリアントに用意されたグレードは1.4Lエンジン+ターボ+スーパーチャージャーのコンフォートラインと、2L+ターボのスポーツラインの2つのみ。コンフォートラインとスポーツラインは左右独立オートエアコンや10スピーカー、クルーズコントロールなどを装備。またスポーツラインはサポート性のより高いスポーツシートが備えられています
しかも、最初からミッションにはいずれも2ペダルMTの6速DSGが採用されました。個人的にはDSGのダイレクト感のある繋がりが大好きなので、これはうれしい。
しかし翌2008年にはすぐに内容が見直されます。まず8月にはエントリーグレードのトレンドラインが投入されます。エンジンは1.4Lエンジン+ターボで、ミッションは6速ではなく7速DSGを採用。10・15モード燃費は15.2km/Lです。
次いで翌9月にはコンフォートラインの最高出力&最大トルクが上がり、ミッションが7速DSGに。10・15モード燃費は15.0km/Lになりました。
さらに2009年11月には、ハッチバックが5から6へと進化したのに伴いマイナーチェンジが行われ、内外装のリファインや装備や性能面での見直されました。
通常のラゲージ容量は505L。2列目シートを畳むと1495Lとなります。またリアシートのセンター部分にはスキー板などの長尺物を積むのに便利なトランクスルー機構があるほか、後席とラゲージをわけるパーティションネットやラゲージネットが備わります
このマイナーチェンジの時点で整理すると、エントリーグレードのトレンドラインは1.4L+ターボに7速DSGで10・15モード燃費は16.8km/Lに。次いでコンフォートラインは1.4L+ターボ+スーパーチャージャーに7速DSGで16.2km/L、スポーツラインは2L+ターボに6速DSGで12.2km/L。
このように少しずつ進化しているからモデルチェンジが不要だったとも言えるでしょう。しかしその違いは、突き詰めれば燃費であり、その差はごくわずか。
ですから購入時に気にするとしたらMCによるデザインの違い程度ではないでしょうか。私のようにMC前の顔でいいよという人は、迷わず2ケタ万円台の中古車から探して正解です。
私なら2ケタ万円から狙えるトレンドラインかコンフォートラインですね。コンフォートラインは6速と7速のDSGが混在しますが、どちらでもいいです。2ケタ万円でDSG搭載で1.4Lと小排気量。使いやすいラゲージも付いてます。
そもそも1.5Lクラスの国産ステーションワゴンは、トヨタカローラフィルダーや日産ウイングロード、ホンダフィットシャトルがある程度。仲間とアウトドアに出かけたり旅行に行くなんて時は、私ならゴルフヴァリアントで行きたいな。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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