ドゥブロヴニクや美しい島々を抱える
南部ダルマチア地方
真っ青なアドリア海にオレンジ色の屋根が映えるダルマチア地方の風景
アドリア海の真珠
ドゥブロヴニク
「アドリア海の真珠」と称えられるドゥブロヴニク
ドゥブロヴニクは古くから海洋国家として地中海貿易で栄え、千年もの長きにわたり独立を貫いてきたという実に稀で興味深い歴史を持っています。ビザンツ帝国、ヴェネツィア、オスマン帝国と強国が入れ替わり立ち代り、次々と周辺地域を支配していく中でも、難攻不落の城壁に囲まれたドゥブロヴニクは、19世紀にナポレオンに支配されるまで、巧みな外交手法で独立都市国家としての自由を守り続けてきました。
メインストリートの「プラツァ通り」。人々の往来によって磨き上げられた石畳は夜になると一層輝きを増す
ドゥブロヴニク旧市街のプラツァ通りは白い石畳の美しいメインストリートですが、ここを歩くと石がとてもつるつるとしていて輝いていることに気がつきます。これは、何百年もの長い時間の中で、人々の行き来により表面が磨かれたためです。何百年にも渡り色んな国の船や人が往来したこの街は、現在ではクロアチアを代表する人気観光都市となり、世界中の人々を魅了し続けています。
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