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この青いビルの5階に後楽園ホールがある

初めてのプロレス興行は47年前!

東京・水道橋、東京ドームシティ内の通称「青いビル」の5階に“プロレスの聖地”と呼ばれる後楽園ホールがあります。後楽園ホールというと、古くは山口百恵やピンクレディーらの昭和のアイドルを生んだ『スター誕生!』、昔から現在に至るまで日曜夕方の長寿高視聴率番組『笑点』の収録会場としても有名ですが、元々は1962年4月にボクシングの常設会場としてオープンしたものです。

当時のプロレスは力道山率いる日本プロレスの1団体時代で東京・渋谷にリキパレスという常打ちの開場があったため、後楽園ホールでプロレスが行われるようになったのは力道山が亡くなり、リキパレスが売却された後の1966年11月25日の日本プロレス『ウインター・シリーズ』。メインイベントはジャイアント馬場vs.ルイス・ヘルナンデスでした。それから47年、後楽園はプロレスの聖地として親しまれてきたのです。

JR総武線と都営三田線の水道橋駅、東京メトロ丸の内線と南北線の後楽園駅からすぐというアクセスの良さ、そして「どこから観てもリングサイド!」というのが後楽園ホールの魅力。まだプロレスをナマ観戦したことがない人におすすめの会場です。

席から飲食まで……後楽園ホールの楽しみ方

まず、チケットの買い方ですが、一番手軽なのは各プロレス団体の公式ホームページから。あるいはチケットぴあ、ローソンチケット、イ―プラスでも購入できます。また青いビル5階の後楽園ホール横にある後楽園事務所で直接買うこともできます。当日券は1階にある黄色いボックスで買いましょう。

席の種類は特別リングサイド(S席)、A指定席、B指定席、立見(当日券のみ)という設定が一般的。団体によって列の数は異なりますが、特別リングサイドは東西の4列(い~に)、南側の3列(い~は)、北側の2列(い~ろ)のイス席。その他はひな壇式の席でアルファベット表記となっていて、南側の後方半分となるI席以降がB席になります。チケット購入の際、座席表を見ることができるはずなのでチェックしてください。

臨場感を味わいたいなら、もちろん特別リングサイド。平面フロアのイス席ですが、リングを見上げる形になるので、2列目(ろ列)以降でも、グラウンドの攻防以外は、前の人の頭はそれほど気にならないでしょう。私のおすすめは南側のA指定席。南側が正面なので、レフェリーが勝者の手を上げたり、タイトルマッチのセレモニーは南側を向いて行われます。また、新日本、全日本、ノア、DDTは北側に設置されたビジョンを演出に使うので、南側の席が見やすいでしょう。方角の席が長いベンチ式なのに対して南側は背もたれがある座り心地がいい固定のイス席になっています。

選手の入退場を間近に見たいのであれば、北側特別リングサイドの両端、東側の特別リングサイド及びA指定席の席番が1番(北側)の席、同じく西側の席番が末番(北側)の席になります。ただし選手に触るのはマナー違反になるのでやめましょう。

最終的にどこの席がいいかは、人それぞれの好み。「どこから観てもリングサイド」の後楽園ホールですから、南側後方のB指定席でも十分に楽しめます。筆者は、お金がない高校生の頃、いつも早めに会場に行って、立見席のチケットを買い、開場と同時に2階に駆け上がってバルコニーの一番前の場所を確保していました。ただ、立見は当日のみ販売なので売り切れのリスクがあります。また最近では消防法の関係からか、バルコニーを開放しないケースも多いので、立見席はビギナーにはおすすめできません。

さて、チケットを購入し、青いビルに着いたら、いよいよ後楽園ホールの中へ。5階に上がるエレベーターは3基あって、プロレスファンはマナーよく並びます。自分の目の前のエレベーターのドアが開いたとしても、先に並んでいる人から乗るのがプロレスファンの暗黙の了解です。待ちきれない人は階段を登りましょう。5階に向かう階段の壁にはさまざまな落書きがあって、これも楽しめると思います。

後楽園ホールに到着して中に入ったら、パンフレットやグッズを購入。煙草を吸う人は喫煙ルームへ。壁には後楽園ホールで開催される様々な団体のポスターが貼られているので、それでスケジュールをチェックするのもいいでしょう。

お腹が空いたら昭和20年に秋葉原で創業した『肉の万世』のかつサンド(680円)、そして名物ファイターチキン(350円)を。筆者はいつも仕事で後楽園ホールに行くので飲むことはできませんが、レモンサワーも評判がいいようです。

やはりプロレスの醍醐味はライブ。さあ、聖地・後楽園ホールでプロレスを観ましょう!


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