社会人になってから出来なくなることを優先的にやる
現在多くの大学生は夏休み中だが、学生時代のあまりある時間を持て余してしまい、何をやったらいいのか迷ってしまう学生も少なくない。学生から「学生時代に何をやっておいたらいいですか?」という質問は毎年のように聞かれる。社会人になると学生時代のように長期の休みはなかなかとれない
例えば最近であれば子育て。
私には2歳と産まれて2カ月の娘が2人いるが、この2人の幼少期の子育てにかかわれることは今後の一生のうちでたぶんもう機会はない。しかし例えば本を書いたり、講演したりするのは今後の人生でもきっと数多くチャンスはある。そう考えると、子供との時間は私の中で優先度をあげて作るようにしている。
学生時代にやるべきことも、そのように考えると見えてくるはずだ。
学生時代が終わると社会に出る。社会に出て働くようになると、なかなか出来ないことが出てくる。その中で自分が今やっておきたい! と思うものを優先的にやればいい。
例えば、学生はよくサークルなどで飲み会をよく開くが、お酒が好きで仲間と楽しく飲むのはいいが、社会に出てからも結局会社の同僚や上司と嫌と言うほど飲みにいく機会はある。そこで言うと、私の中で「飲み会」は学生時代すべきことで、そこまで優先度は高くない。
逆に社会に出るとまず確保するのが難しくなるものがある。自由な時間だ。まさに今学生が楽しんでいる2カ月近い休みなどはほとんどの社会人はまとめてとることなんて出来ない。一週間の休みも年に2~3回あるくらいだ。そこでいくと、何か長期の休みを利用して出来るものをやっておくといいと思う。
そこで私が学生時代の経験としてお薦めするのは、「長期旅行」だ。