熱気がこもった車内を早く涼しくする2つのポイント
熱気がこもってしまった車内をできるだけ早く涼しくするには、大きな流れは二つ、「温まった空気を外に出す」→「エアコンの冷房が効きやすい状態を作る」です。
■熱気を車外に押し出すには
車のドアと窓を対角線両端の二ヶ所開けます。
窓は全開にして、ドアを5、6回普通に開け閉めするぐらいの力で開閉します。
これで車内にこもった熱い空気の大部分を外に逃がせます。
窓の開け方は、反対側に開ける、同じ側に開ける、三ヶ所開ける、対角線方向に開ける、では最後の開け方が風が流れる効率が一番良いはずです。
開閉回数については5、6回がちょうど良く、あまり多くやっても変化はなかったと思います。
ドアを開けることで周辺の気圧が下がり、窓を開けることで空気の流れを作り、ドアの開閉による圧力を加えることで、中にたまった気圧の高い空気が外に押し出される、つまり空気は気圧が高い方から低い方へ流れる、という原理を利用したものです。
これは10年ちょっとぐらい前に「伊東家の食卓」という日常生活に役立つ情報・裏技を紹介するバラエティ番組(人気絶頂だった頃)で取り上げられ、かなり広まったネタです。
私もこの回を見た記憶があり、ご存知の方も結構いらっしゃるのではないかと思われます。
番組内では実際どの程度温度が下がるか、様々に条件を変えて検証していたと思います。
■効率的にエアコンを効かすには
熱気を車外に押し出しても、サンシェード、熱遮蔽カー(スモーク)フィルム、断熱ハンドルカバー、チャイルドシート用日よけカバーなど、で適切に暑さ対策を施していない車内は熱がたまり逃げにくい箇所があります。
さらに車内の温度を下げるため、窓を全て全開にし、エアコンを外気導入+最冷温度+最大風力にして走行します。
数分もすれば車内の温度が下がったと実感できるので、その後改めて窓を全て閉め、エアコンを内気循環+適温に切り替え、風力調整します。
こういう手順を踏むことで効率良くエアコンを効かせられ、またバッテリーへの負担も減らせます。
またエアコンは使いすぎるとエアクリーンフィルターが目詰まりを起こし、風量が減少します。
そのため定期的にフィルターを交換するなどの、エアコンの各種メンテナンスを行うことが大切です。