ボクシング/ボクシングのトレーニング方法

ボクシングの基本はスタミナ!(2ページ目)

ボクシングで必要なスタミナはどういうものか。またスタミナをつけるためにはどのようなトレーニングをすればいいのかについて説明していきたいと思います。

執筆者:鈴木 悟


慣れることもスタミナのひとつ

慣れることもスタミナのひとつ

慣れることもスタミナのひとつ

まずひとつは「慣れ」だと思います。ボクシング以外のたとえになりますが、会社に就職をしてこれからバリバリ働いていこうと思っているサラリーマンの方。主にオフィスワークをする職種だとして特に運動をするわけでもないのに朝から晩まで働いたらヘトヘトになりますよね? それでもまた翌日会社へ行って働いて……と繰り返し続けていかなくてはいけません。働きはじめの頃はいろいろな仕事を頼まれたり覚えなければならないのであまり多くのことができません。それが次第にふたつみっつと同時にこなせるようになってきて仕事が終わった後飲みにでも行ってみようか? という余裕まで出てきたりします。それはその仕事に慣れてきてあまり考えなくても頭や体が自然に動いて仕事をこなせるようになってきたからではないでしょうか?

ボクシングでも最初は思い切りパンチを打ったら数発で疲れてしまっていたのがトレーニングをしていくにつれて連打を打ってもあまり疲れなくなってきます。それはその動作を自然にこなせるようになったからなのではないのかと私は考えます。

スタミナに影響する精神力

スタミナに影響する精神力

スタミナに影響する精神力

もうひとつは「気持ち」です。これこそ目に見えないものなので漠然としていますが、スタミナに大きく関係していると私は考えます。「疲れた」「もうできない」と考えはじめると体はそちらの方向へ向かってしまいます。さらにボクシングは闘いですから「痛い」「怖い」と思いはじめると、どんどん気後れしてしまって勝利するのは難しくなってくるでしょう。そのような「精神力」もスタミナには影響があると思います。そしてどんなに素晴らしいパンチ力やテクニックを持っていても気持ちがなえてしまうとそれらを発揮することができなくなってしまいます。

ちょっと極端な話になってしまいますが、パンチ力やテクニックが低くても強い精神力と無尽蔵のスタミナを持って試合中終始パンチを出し続けることができればぐっと勝利に近づけるのではないのでしょうか? もちろんランクが上がってくればそれだけでは通用しないのでテクニックなども磨いていかなければなりませんが、デビューしたばかりのキャリアの少ないうちはとにかくがむしゃらにトレーニングと試合をやっていけるスタミナが大切です。スタミナはトレーニング次第で比較的簡単に向上できる要素なのではじめのうちはスタミナ作りを中心にトレーニング行うと良いでしょう。

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