ボクシング/ボクシング観戦の楽しみ方

ボクシングの魅力とは? 制限の多いルールこそが醍醐味!

今回は、ボクシングの魅力をお伝えしていきます。ボクシングは左右の拳だけで闘い、また攻撃できる範囲も上半身のみと非常に限られています。この限られたルールの中で相手の隙をどう突くか、どう打ち崩して相手を倒すかに注意して試合を観るとボクシングがより楽しめる!

執筆者:鈴木 悟

ボクシングの魅力とは

ボクシングの魅力

ボクシングの魅力

ボクシングは左右の拳以外で相手を攻撃してはいけません。蹴りがダメなのは知っている方もいると思いますが、そう言われるとそれ以外にどんな攻撃があるんだ?と思いますよね。

数ある格闘技の中には拳以外に肘や頭突きまで許されているものや、打撃以外にも関節技が許されているものもあります。沢山の技を使う事が許されていればそれだけ多種多様な動きが生まれます。では左右の拳でしか闘う事が許されないボクシングは地味のものになってしまうのか?というとそんなことはありません。
 
<目次>
 

ボクシングのルール

右ストレート

相手のガードを崩して急所を狙う

まずは簡単にボクシングのルールを説明してから醍醐味を紹介しましょう。ボクシングでは先に書いたように左右の拳のみで相手を攻撃しますが攻撃できる範囲も決まっています。

頭部は前頭部と側頭部のみ。後頭部は反則とされています。身体は選手の履いている「トランクス」の上部のゴムの部分「ベルトライン」と呼ばれる部分より上への攻撃は許されますがベルトライン以下の攻撃は「ローブロー」という反則になります。簡単に言えば上半身のみです。その狭い範囲の中で「急所」を攻撃します。

急所とは頭部だと目、眉間、鼻、アゴ、こめかみ、身体だと喉、心臓、みぞおち、胃、肝臓、腎臓、等です。試合でKOするにはそれらを的確に打っていかなければ倒せません。大まかなルールとしてはこんな感じです。
 

ディフェンスとオフェンス

トレーニングをしていない人でも急に殴られそうになったり危険を感じた時には動物的な「本能」として手で振り払ったり身体を丸めたりして相手の攻撃を防ぐと思います。ボクシングの相手は「ディフェンス」のトレーニングをしっかりと行ってきたボクサーですから、尚の事当てるのは至難の技です。

また、ボクサーはディフェンスと共に相手を倒す為の「オフェンス」もしっかりとトレーニングを行っています。制限が多い中、強打を売りにしているボクサーが見事なディフェンスで空回りさせられたり、ディフェンスに定評のあるボクサーがそれを上回る攻撃力で打ち倒されたりという事が起こるのがボクシングの醍醐味と言えるでしょう。どういう事か簡単にボクシングテクニックなども交えながら説明しましょう。
 

ボクシングのテクニック

左ボディ

ボディで相手のガードを下げさせて頭を狙う

まず、どこかを打てば相手は打たれたところに気がいくのでそれ以外のところが手薄になりがちです。例えば頭を叩けばそこを守ろうと手で覆います。その時腹が手薄になりがちなのでそこを狙って打ちます。これが2発、3発と連続して攻撃する「コンビネーション」です。ただやみくもにパンチを出している訳ではなく気をそらして急所を打つ為の動きなのです。

逆にディフェンスの上手さの目立つ選手は相手のコンビネーションを先読みして防ぎます。「頭を叩いて注意を上に逸らして腹を打つ気だな」という具合に相手の攻撃をかわすのです。

また、攻撃をしている時につい防御がおろそかになってしまう事があります。パンチを打つために拳を前に出してしまえば、その腕ではディフェンスができなくなりますから、その隙をついて攻撃を返すという攻防を素早く行っているのです。
 

拳だけの格闘技

左ボディ

相手のガードを下げさせるためのボディ

他の格闘技でも基本的な攻防のかけ合いは同じなのですが、手脚を使って攻撃ができ、攻撃できるところも身体全体になってきます。それだけできる事が多くなるという事ですね。

しっかりとアゴを引いて身体の前で腕を合わせた体制を「ガードを固める」といいますが、実際ボクシングでそれをされると上半身で急所を打つ事がかなり難しくなります。そんな時、脚を蹴ったり組み付いて倒したりができるのがキックボクサーや総合格闘家です。そういう選手と話をすると「パンチだけで戦うのは怖い」という選手もいます。

左右の拳だけで上半身しか攻撃する事のできないボクサーが、どのようにして相手のガードのすきまを縫って急所を打ち、相手を倒すのか。ここまで書いてきた事を見てもらえばその難しさがわかると思います。

どう打ち崩して相手を倒すのかを注意して試合を観ると今まで観ていたボクシングで見えなかったものが見えてきてこれから観るボクシングがより楽しめるかも知れません。

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