出産・育児費用/出産費用 妊娠から出産でかかるお金(分娩費等)

妊娠・出産にかかるお金ともらえるお金(2ページ目)

妊娠・出産にはいくらのお金がかかる?出産入院費用やマタニティ用品、子どもの生活用品などの金額をチェックしておきましょう。出産育児一時金や出産手当金、育児休業給付金など、もらえるお金もあるので確認しましょう。

拝野 洋子

執筆者:拝野 洋子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 / 年金・社会保障ガイド

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妊娠・出産でもらえるお金はいくら?出産育児一時金など

妊娠・出産では、国や自治体などから支給されるお金もあります。妊娠・出産にかかった費用から、下記のうち支給されたお金を差し引いたものが、実質的な負担額となります。

●出産育児一時金
1児につき42万円(※)支給されます。

(※)産科医療補償制度に未加入の医療機関で出産した場合、40万4000円

●出産手当金
妊娠しても仕事を続けている人や、退職後の出産でも要件を満たしていれば、健康保険から出産手当金が支給されます。例えば、産前12か月前の給与を約12等分した額が約25万円だと産前産後の休業日数に応じて約54万円まで(25万円÷30日×2/3×最長98日)の額 。

●育児休業給付金
出産後も仕事を続ける人には、雇用保険から育児休業給付金があります。例えば、月給約25万で子どもが1歳に達するまで休業した場合、合計約150万円まで(25万円×産後休業後約6カ月×当面67%+約4か月×当面50%)が2カ月ごとに分割して支給されます。

育児休業給付金は、入園申請をしているのに子どもが認可保育園に入れなかったときは、最長2歳に達するまで(最高約300万円=25万円×産後休業後約6カ月×当面67%+約16か月×当面50%)支給されます。

●親戚・友人・同僚などからのお祝い金・お祝い品等
 

出産費用が足りないときにお金が借りられる制度も

現在、多くの医療機関で、出産後の退院時には出産費用から出産育児一時金を差し引いた額だけ支払えばよくなりました。しかし、医療機関によっては出産費用を一括で全額支払うので、50万円以上の出費になることもあります。

もし支払えないようであれば、出産費用貸付制度があります。出産前に、健康保険の人は、協会けんぽまたは健康保険組合、国民健康保険の人は市区町村役場に問い合わせみてください。

※本文中の出産手当金および育児休業給付金の額は概算によるものです。

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