ババニョニャ文化に触れる
ババニョニャ文化の1つである、ショップハウスがずらりと並ぶジョージタウンの街角
パステルカラーで彩られたキュートな陶器も、ババニョニャ文化 (c)マレーシア政府観光局
マレー文化を取り入れた中国人を、ババニョニャと呼びます。マレー語を話し、食文化にも衣服にもマレースタイルを取り入れながら、中国古来の風習を守るババニョニャたちがマラッカからここ、ペナンにも多く移り住んできました。そんな彼らの文化の1つでもある建物が、ショプハウスといわれる2階建ての長屋で、ジョージタウンにも多く残っています。ショップハウスは改装され、お土産屋や飲食店になっていたり様々。街歩きに疲れたら、ショップハウスのカフェで一休みするのもおすすめです。
もっと「ババニョニャについて知りたい!」というあなたは、プラナカンマンションへどうぞ。19世紀に建てられたババニョニャの邸宅に、当時の豊かな生活をうかがわせる展示品が並んでいます。
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■Pranakan Mansion(プラナカンマンション)
住所:29 Curch Street
開館時間:9:00~17:00
休日:日曜日、祝日
見学料金:大人10リンギット、子供無料
東南アジア最古のホテルで優雅なひとときを
ヘルマン・ヘッセやサマーセット・モームなど文豪たちにも愛されたホテル
内装ひとつひとつのセンスを感じる造り
ジョージタウンでひときわ目を引く瀟酒なクラシックホテル。それがかつて「スエズ運河以東で最上のホテル」と讃えられた
イースタン&オリエンタルホテルです。1884年創業の、東南アジアで最も古いホテルで、磨き上げられた木の階段や重厚なアンティークの調度品の数々にその歴史を感じます。そんなクラシックホテルでありながら、隅々までリノベートされているため、ステイは快適! 客室ごとにバトラーが付き、至れり尽くせりのサービスも自慢です。
プールサイドでマッサージを受けることも可能!
いつかは泊まってみたい憧れのホテルですが、もちろんバーやダイニングだけの利用も可能。14時半から17時まで楽しめるアフタヌーンティも、女性に大人気です。その他ガイドおすすめの過ごし方は、例えば日差しのまだまだ強い昼下がり。プール脇にあるバーで、目の前に広がる海を眺めながらカクテル片手にゆったりと。街の喧噪から開放されたひとときはいかがでしょう?
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Eastern & Oriental Hotel (イースタン&オリエンタルホテル)
住所:10 Farquhar Street
TEL:(04)222-2000
ガーニードライブで、マレーシアの味を堪能
小さな屋台がたくさん集まったセンターを、ホーカーと呼びます。こちらは香ばしい香りをただよわせるサテー(マレー風焼き鳥)の屋台
夜空のもとに集まって、気軽なディナーを。アジアらしい光景
ジョージタウン北西部の海沿いに位置する通りが、ガーニードライブ。この通り沿いに、無数の屋台が集まるホーカーセンターが並んでいます。17時くらいから屋台に灯りが灯り始め、日が落ちる頃にはマレー系、中華系、インド系と、あらゆるバリエーションの屋台から美味しそうなにおいが! 観光客から地元の人達がその味を目当てに次々と集まり、席はあっという間に埋まってしまうほどです。ここまで規模の大きいホーカーは、なかなかありません。少しずつ、色々な味を試してみるのが断然面白い!