女性も注意! ビーチリゾートでのトラブル
めったに耳にする話ではありませんが、日本人女性をターゲットにしたフィリピン人男性とのトラブルもあるようです。日本人の友人の中には、強姦の被害に遭いそうになった子も……。旅行でボラカイを訪れた友人はダイビングの講習を通じて知り合ったインストラクターの男性と親しくなり、食事をすることに。その後、ホテルの部屋まで押し掛けてきて強姦されそうになったそうです。フィリピンの男性は優しくて、話し上手。特に観光客を相手にしている人々は、生活がかかっているのですから相手を惹き付けるポイントをわきまえていると言えるでしょう。旅行中は気が緩んでしまうかもしれませんが、「そんなに美味しい話は転がっていない」と自分を信じて、親しげに近寄ってくる異性には気をつけるようにしてください。
凶悪犯罪
残念ながら、毎年のように日本人が犠牲となるケースが報告されており、フィリピンは世界の中でも日本人の殺害事件が多い国となっています。だからといって、みなさんのような旅行者が凶悪犯罪に遭うというのは考えにくい話です。殺害被害に遭う日本人は「暴力団関係者」「麻薬関係者」「フィリピン人とのトラブルを抱えた中年以上の男性」など、フィリピン人とのトラブルを抱えたケースがほとんど。フィリピンは留学先としても近年は人気の国のため、留学生の親御さんの中には治安が心配という方が多いと思います。スリやひったくりには遭ったとしても、日本人留学生の殺害というケースは過去にはないようですよ。
ストリートチルドレン関連のトラブル
最後に、犯罪とは直接関係のないことですが路上生活の人々と関わることによる被害例をお伝えしておきます。マニラには至る所に小さな子ども(ストリートチルドレン)から老人までたくさんの物乞いの人たちがひしめいています。お金をせびられるのは日常茶飯事。「少しでも生活の足しになれば」といってお金を渡すのはやめておいたほうがよいでしょう。というのも、お金はこういった人々を管理している元締めに渡ることとなり、物乞いのひとたちの収入にはならない場合が多いからです。また、ひとりにお金を渡すと、周囲に物乞いの人々が集まってくるので要注意。このスキに所持品を盗られるというケースもあります。どうしても何かしたいということであれば、パンやお菓子などの「消費できるもの」をあげるようにしてください。相手も喜んで受け取ってくれるはずですし、私はキャンディーやチョコなどを渡すようにしています。
危険を回避するための具体的な対策をまとめた記事「フィリピンで気をつけたいポイント」も、渡航前に併せて読んでおけばバッチリです!