Facebook(フェイスブック)の使い方/Facebookを安全に利用する

Facebook「なりすまし」の実情と対策

最近、問題になっているFacebookの「なりすまし」。どんな目的で、どんな手口が多いのか。もし、自分のなりすましを見つけたらどうすればいいのか。Facebookを安全に使うためにも「なりすまし」の実情と対策を知っておきましょう。

島田 祥輔

執筆者:島田 祥輔

インターネットサービスガイド

その友達申請、ちょっと待って!

Facebookを使っていると、たまに奇妙な友達申請があります。その名前の友達は実社会にちゃんといるのですが、プロフィールや今までの投稿が全くないというケースがしばしばあるのです。
先日、ガイドのもとに友達申請してきたアカウントのタイムライン(相手のページ)には投稿が全くありません

先日、ガイドのもとに友達申請してきたアカウントのタイムライン(相手のページ)には投稿が全くありません

「もしかしたら公開範囲を友達までにしてるかも」と思って申請を承認しても、本当に何も書いてない場合がほとんどです。これは一体なんなのでしょうか。

実は、これが「なりすまし」アカウントです。「なりすまし」というと、Twitterやブログなどで有名人のふりをすることが多いのですが、最近のFacebookでは、一般人になりすまして友達申請してくるケースがよく見られます。

なりすましによる被害としては、次のようなものがあります。

・個人情報の回収
・アカウントの乗っ取り


Facebookでは、公開範囲を友達までにしていると、かなりプライベートなことまで投稿できます。自分や友達の顔が映った写真や、どこに行って何をしたかなど、一般の人は見ることができませんが、友達になれば見ることができます。Facebookのおもしろいところではあるのですが、これを悪用するのが「なりすまし」アカウントの目的です。友達になって投稿をのぞき見るのです。個人情報があれば、ピンポイントに商品を売りつけたり、最悪の場合ストーキングの可能性もあります。

また「なりすまし」アカウントを複数友達にしていると、自分のアカウントが乗っ取られる場合があります。というのも、Facebookには、ログインパスワードなどを忘れたときに、友達3人に協力してもらってログインできるようにする救済機能があります。もし、「なりすまし」アカウント3人がグルになって、この救済機能を悪用すると、アカウントを乗っ取られてしまいます。間違った情報を投稿したり、友達に嫌がらせすることも可能となってしまします。

いずれの場合も、自分だけでなく友達にも被害が及びます。「なりすまし」による被害を防ぐためにも、相手の手口をよく知り、防衛線を張っておきましょう。

「なりすまし」の手口と、その防御策は?

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