人間としての動作を専門にする理学療法士。生活や社会復帰に大きく関わる作業療法士。
共に患者さんの人生と生活を考える
「あなたが水飲み場に向かっていると、水飲み場に向かう途中で倒れて動けない人がいます。その人は水飲み場についても、コップがうまく使えず水がうまく飲めそうにありません。また、精神的に不安定であり、水を飲む必要性を理解しない事もあります。」では、その人に対し、なにを支援したほうがよいでしょうか?
- 起き上がり、立ち上がり、歩かせる事を支援し、水飲み場に向かう支援をしたほうがよいでしょうか?
- 水の飲み方を支援したほうがよいでしょうか?
- 精神面を安定させ、水の必要性を理解して頂くように支援したほうがよいでしょうか?
人間らしく生活する為には、人間らしい動作が必要になります。ただ、人間らしい動作が出来ても、人間らしい生活ができないと人生の質は高められません。理学療法士と作業療法士は、お互いに患者さんへの支援や指導を擦り合わせ、よりよい生活を送ってもらう為に、協力して理学療法、作業療法を行うのです。