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ネット証券で安心して取引するためのセキュリティ対策(2ページ目)

ネット証券による取引はとても利便性が高いものですが、最近ではネット犯罪が増えています。金融機関を装うフィッシング犯罪も増加中。あなたの資産を守るためのセキュリティ対策をわかりやすく解説します。

市川 雄一郎

執筆者:市川 雄一郎

証券会社・ネット証券会社ガイド

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フィッシング犯罪が横行している

セキュリティソフトを入れていれていても、犯罪者は次から次へと新たな方法であなたたちのIDやパスワードを知ろうと狙ってきます。そのひとつがフィッシングと呼ばれる犯罪です。警視庁なども特設ページ(「いわゆる「フィッシング」事案への注意喚起について」 )で注意を促しています。

フィッシング犯罪とは、取引している証券会社などの金融機関を装い、いかにも正規のメールのような内容で、偽の本物そっくりなウェブサイトに誘導し、IDやパスワード、時にはクレジットカード番号などを入力させて情報を盗む犯罪です。仕掛けた餌(=わな)に引っかかった魚(=被害者)になぞらえてフィッシングといわれます。

まず皆さんに知っていただきたいことは、金融機関が、自身の口座管理ページからログインする以外に、IDやパスワード、口座番号等をメールで尋ねてくること、またそれらを記載した情報を返信させるような行為をさせることは、絶対にありません。

犯罪メールの中身ですが、金融機関名や住所などはホンモノで、送信メールのドメインがニセモノ(類似している)であり、メールから偽のホームページに誘導したりします。中に書かれた電話番号もホンモノと違い、仮に電話をした場合、ホンモノの金融機関名で電話で出るなど本当に犯罪は巧妙です。

怪しいメールは無視するのが一番よいのですが、もし自分で判断できない場合は、メールに書かれている電話番号ではなく、取引金融機関から口座開設の際に届いた書類に記載してある相談窓口の電話番号から電話をして確かめるとよいでしょう。

また、先に警視庁特設ページについても書きましたが、その他「フィッシング対策協議会」などにフィッシング犯罪の情報や相談窓口があります。フィッシング犯罪を知る上でも、是非一度チェックすることをおすすめします。

自分の資産は自分で守る、その上でできることはしっかりとやっておき、リスクを最小限にするよう心がけましょう。

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