ゾンビ映画の金字塔「ゾンビ」
数あるゾンビ映画の中でも、この作品を超えるものはないと思われるゾンビ映画の金字塔。万人の中にあるゾンビのイメージを作り上げたのもこの作品と言えるでしょう。のちにマイケル・ジャクソンの「スリラー」や「ショーン・オブ・ザ・デッド」などのパロディやコピー作品がたくさん世に出ており、この作品の影響力はすごいと思います。
のそのそと歩きながら、少しずつ忍び寄ってくるゾンビの姿は目に焼き付いて離れない私の子供の頃のトラウマ映画。大人になってみてみると、生前の習慣でショッピングセンターに集まって来てしまったり、逃げ込んだ人々のドロドロした人間模様など人間へのアイロニーが満載でまた面白さが増しました。ただのホラー映画を超越した名作映画だと思っています。
いくつかのヴァージョンがあるのですが、イタリア人監督のダリオ・アルジェントが監修したものは、音楽が素晴らしく、映画のシーンを盛り上げているのでおすすめです。
■作品名「ゾンビ」(1978年アメリカ/イタリア)
・監督:ジョージ・A・ロメロ
・主演:デビッド・エンゲ