北田瑠衣がいなくては勝てない試合だった、第1回女子ゴルフワールドカップ
北田選手の1バーディは、最終日韓国チームに追いつかれて出した一攫千金のバーディだった
一番印象的なシーンは、やはり第1回女子ゴルフワールドカップで宮里藍選手とペアを組み、優勝したときの北田瑠衣選手です。
この大会には最初、宮里選手と不動裕理選手が出場予定でしたが、確か不動選手が辞退されて、北田選手になったと記憶します。
宮里選手より年上でしたが、プレーは惨憺たるものでした。彼女は1バーディー、5ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギー。この数字を見てもわかるように、優勝が逃げるような数字です。しかし、この1バーディは、最終日韓国チームに追いつかれて出した一攫千金のバーディです。これが優勝を決めたと言っても良いぐらいです。
この試合で北田選手を初めて知るのですが、何だかお嬢様みたいな優雅なゴルフをする方でした。
不慣れな試合運びの3日間、良いところがなかった彼女ですが、最終日17番ホールで見せ、それがきっかけで優勝しました。最終ホールで優勝が決まったとき、北田選手は、その場で立ちつくし、肩を振るわせ泣いていたのが印象的でした。本人もすごくつらかったのだと思います。そんな彼女に宮里選手が歩み寄り二人して抱き合って泣くのです。
試合後、宮里選手が北田選手にはかわいがってもらって、やりやすかったと答えています。北田選手は心強いパートナーと一緒なのが良かったと……。宮里選手が好調だったのも、北田選手と一緒だったからかもしれません。
第1回女子ゴルフワールドカップ優勝は、北田選手がいなくては勝てない試合でした。