資格学校選びのポイント、大手?社労士専門?
社労士試験に合格するための近道は、何と言っても資格学校に通って勉強する方法です。確かに費用と時間はかかりますが、資格学校が持っている受験のノウハウや教材、講師による生の講義は価値が大きいと言えます。資格学校選びについては、まずは、居住地や勤務先などから通いやすいところにある学校から選ぶことになります。資格学校の選択肢が複数ある場合には、是非それぞれの学校の体験受講を利用して、講師や受講生の雰囲気を確かめて下さい。その上で、ご自分に合った学校を選んで下さい。
多くの資格を網羅した大手資格学校から、特色ある教材・講師が売りの社労士専門の学校まで様々ありますが、どこがいいとは一概に言えません。
私自身は某社労士専門学校の通信講座で合格しましたが、確かに教材や講師、各種情報発信などに、社労士に特化した熱意やきめ細やかさが感じられて良かったです。もちろん、大手の講座も品質はかなり高いです。講師との相性もあるでしょうから、前述したとおり、まずは体験受講をしておくのがよいでしょう。
ただし、通学生がよく陥りがちなのが、単に講義を受けるだけの受け身の姿勢です。どの学校を選んだとしても、講義だけで合格するのは難しいので、日々学習に取り組む主体的な姿勢が大切です。
通信は「自己管理」がカギ
通学が合格への近道とはいえ、居住地によっては社労士講座のある資格学校がないとか、あっても通学に相当の時間がかかる方もいらっしゃいます。その場合には、資格学校の通信講座を利用するのがよいと思います。独学と比較すると、費用は高くなりますが、やはり講師の指導内容を視聴できたり、資格学校のノウハウや受験情報が入手できるのは相応の価値があると思います。また、通学が可能な方でも、自分のペースで勉強した方が合う場合は、通信がよいでしょう。
通信の場合は、資格学校によって、DVDやCD、WEBダウンロードなど各種メディアに対応しています。メディアを選ぶうえでのポイントとしては、持ち運びが可能で移動中もポータブルの音楽プレイヤーで聞けるものがよいです。
あとは、倍速機能に対応していて、早回しで繰り返し講義を視聴できるメディアがよいです。試験本番までに、講師が話す内容をすっかり覚えてしまうくらい、繰り返し聴くと相当の実力が付きますよ。
最後になりますが、通信生の難関は、挫折しやすいことです。自分のペースで勉強できるのはいいのですが、完全に一人で勉強する環境に置かれますので、通学生以上に相当の自己管理が求められます。
社労士試験は長丁場になる可能性も高いので、勉強意欲が低下する時期もあります。そんな時には叱咤激励してもらったり、あるいは温かく見守ってもらえる方の存在が大切になります。途中で挫折しないためにも、是非、周囲の方、特に生活をともにするご家族などにご協力をお願いしてみて下さい。