クウェートやナイジェリア、ケニアなど“フロンティア”な国々に投資!
「iシェアーズ フロンティア株ETF」の保有国上位には、クウェートやカタール、アラブ首長国連邦、ナイジェリア、パキスタンといった国々が並びます(図1)。いずれも日本からは投資しにくい国ですが、国内ETFの登場で、ぐっと身近になったとも言えそうです。
ちなみに、保有国がどんな国なのかをイメージしやすいよう、GDP成長率の予測値を比べてみました(図2)。ナイジェリアやカタール、ケニアといった国々では、今後も5%を超える高成長が続くとみられますし、クウェートやパキスタン、アラブ首長国連邦でも3%前後の安定した成長が期待できそうです。
また、国民1人あたりGDP(2012年)で比較すると(表1)、エネルギー資源が豊富なカタールやアラブ首長国連邦は日本よりも大きく、クウェートは日本と同程度です。
これに対し、ナイジェリアやパキスタン、ケニアは、個人消費が急拡大する目安とされる1人あたりGDP3000ドルにも達していません。国民1人あたりGDPで見てみると、日本よりも豊かな国と、消費が拡大前夜の国とが混在しています。興味深い指数と言えるでしょう。
次はフロンティア市場とエマージング市場の値動きを比べてみます