ETF/ETFに投資をするときの取引法とコスト

上手に選ぼう!ETFの成行注文と指値注文

投資信託でありながら、株と同様、マーケットの値動きを見ながら機動的に売買できるのもETFの魅力の一つ。注文方法も成行注文や指値注文などニーズや状況にあわせて選択できます。それぞれの注文方法の長所と短所をおさえて上手に使い分けましょう。

村岡 里香

ETFは株式と同じように証券取引所に上場され、その日のマーケットで日々売り買いされています。売買の方法も通常の株式と同じで、取引時間中であれば値動きを見ながら自由に売買することが可能です。

そしてETFの注文方法には、株式と同様、「成行注文」と「指値注文」があります。それぞれに長所と短所があるため、その時々の状況や自分のニーズによって使い分けるようにしましょう。


タイミング優先なら「成行注文」

今すぐ注文を成立させたいときは成行注文で!

今すぐ注文を成立させたいときは成行注文で!

成行注文とは、値段を指定しないで注文を出す方法のことをさします。銘柄と口数だけを指定して「値段はいくらで成立してもいいので今すぐ売ってください」という指示。いくらで成立するかはなりゆきまかせになりますが、注文がほぼリアルタイムで成立しやすいのが特徴です。

一般的に成行注文はタイミングをのがしたくないときにとる方法。たとえば、相場のトレンドがはっきりしていて値段が切り上がり(下がり)そうだから、とにかく今のうちに買って(売って)おきたい、というときなどによく使われます。

「成行注文」の注意点は?

成行注文は高い確率で注文が成立する反面、いくらの値段で決まるかは成立しないとわからないというデメリットがあります。値段は取引時間中常に変動しているため、思っていたよりも高い値段で買ってしまったり、安い値段で売ってしまったりすることも起こりえます。

とくに売買高が小さく流動性に乏しい銘柄だと自分自身の買い注文(売り注文)が値段を釣り上げてしまうこともあり要注意。ベンチマークとかけ離れた値段で成立してしまっては、ETFのせっかくの低コストというメリットも薄れてしまいます。

成行注文を出す前には、かならず板情報で気配値(そのときの売り手と買い手が希望している値段のこと)を確認し、今注文を出したらいくらで決まりそうか、値段がベンチマークにくらべ乖離しすぎないかどうかをチェックしましょう。

「今すぐに注文が成立しなくてもいいので、とにかく自分の希望する値段で売買したい」という場合には、次のページでご説明する「指値注文」という方法を使います。

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