7月の月間売買代金は過去2位を記録

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2015年7月は上海株の急落を背景に日本の株価も乱高下。月初には2万500円台だった日経平均株価は、わずか1週間で1万9100円台まで急落、その後2万800円台まで急騰したことから、ETFの月間の売買代金は過去2番目の約5兆4000億円、1日の平均売買代金も約2500億円に膨らんでいます。

なぜなら、ETF市場の7割近くがレバレッジ型ETFに売買が集中しているからです。

日経平均株価などの株価指数の日々の変動率の2倍の値動きをするレバレッジ型ETF。株価の変動が大きいほど短期間で大きな収益を期待することができるのです。たとえば、NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信は、月初には1万8100円だったものが、1週間で1万5600円台まで急落、その後は7営業日で1万8500円台まで急騰しているのです。

短期間で急落、急騰したため商いも急増、同ETF1銘柄の月間の売買代金は約3兆7320億円と、月間の全ETFの売買代金の69%も占めるに至っているのです。2位もNEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信。同投信は日経平均株価の日々の値動きのマイナス2倍になるように価格が変動するETF。ETFとETNを合わせると、7月末現在で208銘柄が上場しているのにも関わらず、わずか2銘柄の売買代金が全体の約75%を占めているのです。

JPX日経インデックス400にもレバレッジ型が

もはやレバレッジ型でなければ売買高が増えないといういびつな市場になっていますが、8月24日にはさらなるレバレッジ型ETFの上場が決まっているのです。わが国の株価指数と言えば、日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)のほか、2014年からはJPX日経インデックス400の公表も始まっているのはご存知の通り。

日経平均株価、TOPIX連動のレバレッジ型ETFは既に上場しているのですが、満を持して上場するのがJPX日経インデックス400に連動するレバレッジ型ETFになります。しかも、野村アセットマネジメント、大和証券投資信託委託、シンプレクス・アセット・マネジメントの3社から、3タイプのETFが同時に上場(計9本)するのです。

代表して野村アセットマネジメントの商品で簡単にご説明しましょう。

「NEXT FUNDS JPX日経400レバレッジ・インデックス連動型上場投信」は、JPX日経インデックス400前日比変動率(%)の2倍となるように計算された、JPX日経400レバレッジ・インデックスに連動するETF。

「NEXT FUNDS JPX日経400インバース・インデックス連動型上場投信」は、JPX日経インデックス400前日比変動率(%)のマイナス1倍となるように計算された、JPX日経400インバース・インデックスに連動するETF。

「NEXT FUNDS JPX日経400ダブルインバース・インデックス連動型上場投信」は、JPX日経インデックス400前日比変動率(%)のマイナス2倍となるように計算された、JPX日経400ダブルレバレッジ・インデックスに連動するETF。

運用管理費用(信託報酬)に違いはあるものの、レバレッジ型ETFは中長期投資よりも短期で売買するETFなので、その違いを気にする必要はほとんどありません。むしろ、商いが活発に行われている銘柄で売買すべきでしょう。野村アセットマネジメント、大和証券投資信託委託の銘柄は1口から、シンプレクス・アセット・マネジメントの銘柄は10口から売買が可能です。ETFの勢力図が変わるのか注目したいETFです。

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