リフォーム業者の選び方-上級編
ステップ1 : 費用、デザイン、品質?自分が求めるものを再確認する
費用、デザイン、施工品質など、自分がリフォームに求めているものを再度考えてみて。
今回の上級編では、本当に相性のいい業者を見極める大切さをご紹介します。そのためにはまず、自分がリフォームに求めているものを再度確認してみましょう。
評判のいいリフォーム業者がいたとします。でもそのリフォーム業者のどこがよかったのか?そこが肝心です。費用が安くてよかった、デザインがよかった、工事中のマナーがよかった、営業担当者の応対がよかったなど、人によって「良い」と評価するポイントは違います。
とにかく安いのが一番! 費用を重視する人が、デザインやサービスを重視しているリフォーム業者に頼んでも心から満足できるとは思えません。逆もまた同じことでしょう。
口コミでの「良かった」には、個々の価値観の違いが出るため、Aさんにとっていいリフォーム業者が、Bさんにとってもいいとは限らないのです。
大切なことは、自分がリフォームに求めているものを再確認し、価値観に合うリフォーム業者を選ぶこと。リフォーム業者は形態や地域性によって特徴があり、得意分野も異なります。依頼主がどの部分を重要視しているのかでリフォーム業者の選び先は変わるのです。
リフォーム業者の選び方-上級編
ステップ2 : 特徴を理解し、自分の求めるものに合わせて選ぶ
値段が安い、デザインが得意などリフォーム業者の特徴を理解するところから始めましょう。
大手リフォーム業者は大規模リフォームのノウハウを持ち、仮住まいの手配やインテリアコーディネートなどのサービスが充実しているので、お任せで楽にリフォームができます。ただし費用は割高な傾向があり、社員数が多い分、担当者のレベルにばらつきがある可能性があります。
ホームセンター系リフォーム業者は、安く動きがいいので、水栓金具の交換、フェンスや物置の設置などが気軽に依頼ができます。
気軽に何でも頼みたいなら馴染みの近所の工務店に、デザインを重視したいならデザインが得意な設計事務所に、とにかく安くしたいならDIYでやり、できない部分だけ専門業者へ依頼するなど、自分の求めるものに合わせた業者選びを考えてみましょう。
そして次のステップで、それらのリフォーム業者が信頼できるか基本的な姿勢のチェック、相見積もりなどで比較検討して選ぶ作業に入ります。もちろんその際には、建設業許可の有無、アフターメンテナンスの実績などの確認を行いましょう。
リフォーム業者の選び方-上級編
ステップ3 : 相見積もりを通して、必要な付加価値などを見極める
リフォームの相見積もりを取る際には費用にばかり目を奪われないよう要注意。
相見積もりの目的は、単純な費用比較ではなく、自分が求めるものを提供してくれるか、不要なサービスが付いていないかなど、自分の価値観に合った業者かを見極めていくところにあります。
時間を掛けて打ち合わせをしていくことで、自分にとって本当に必要な付加価値やサービス、求める工事のグレードなどがだんだん見えてくることでしょう。またデメリットを説明してくれるか、書類は揃っているか、時間を守るか、連絡はこまめにくるかなど、営業姿勢もじっくり見極めていきましょう。
いきなり大きな工事を頼むのに不安がある場合は、小さな工事を依頼して様子を見る方法もあります。訪問販売でその場で決めてしまったり、口コミだけで決めてしまえば、本当に信頼できるか、自分の求めるものがそこにあるかはわかりません。
リフォーム業者を探している人と話をしていると、その人に合う業者のイメージがおおよそ見えてきます。こだわりや大切にしているものがわかるからです。本当に満足するリフォーム業者選びとは、自分が求めるものを叶えてくれる業者を探し選んでいく作業のことなのです。
リフォーム業者を探す場所、選ぶ際の5つの判断基準など選び方の基本の流れは初級編で、担当者の応対や提案力を見極めるポイントは中級編でご紹介していますので、あわせてご覧下さい。 評判のいい業者だと聞いていたのに、大手リフォーム会社だから安心していたのになど、リフォーム業者選びでの失敗事例は下記でご紹介していますので、あわせてご覧下さい。 また大きなリフォームの時は親切だったけれど、小さなリフォームになったらいきなり不親切になってしまった事例は下記でご紹介しています。 【関連記事】
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