物作りに青春を懸けたティーンの夢
『遠い空の向こうに』(1999年度作品)
ソ連の人工衛星スプートニクに衝撃を受けた高校生4人が「ロケットボーイズ」を結成してロケット作りに情熱を燃やす青春映画。主人公はのちにNASAの技術者になるホーマー・H・ヒッカムJr.で、彼の実話の映画化です。ロケット作りの夢の障害となる親子関係(父と息子)など様々な出来事がありますが、そんなトラブルに真摯に向きあう主人公に思い切り感情移入!この映画は、病に苦しむ恩師のためにも「ロケットを飛ばしたい」という青年たちの特別な思いもあるので、達成した瞬間の「やった!」は格別、もう号泣! 物作りは夢作りだと教えてくれる映画なのです。
監督:ジョー・ジョンストン
出演:ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー、ローラ・ダーン、クリス・オーウェン、ウィリアム・リー・スコットほか
『ロボコン』(2003年度作品)
「理数系の甲子園」と言われる”ロボットコンテスト(ロボコン)“を通して、ポンコツチームが優勝目指して団結する様を描いた青春映画。落ちこぼれ女子が、3人の男子とともにロボット作りするうちに熱くなり、これまで感じたことのない高揚感を味わう……。ロボット製作に夢中になっている学生たちの姿は、文化祭のとき、放課後残ってアレコレ作ったあの感覚を思い出します。圧巻なのは、やはり”ロボコン”シーン。我が子(ロボット)の活躍を見守る男子たち、緊張MAX状態の操縦係の女子、そして、自分もチームの一員気分でロボットの闘いに一喜一憂!理数系のオタクイメージを一蹴する爽やかな青春映画です。
監督:古厩智之
出演:長澤まさみ、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史、鈴木一真、須藤理彩、うじきつよし、吉田日出子、荒川良々、平泉成ほか
※次は米国の実在の人物&英国の靴職人の物語です。