現金支払いでもnanacoポイントが貯まる
ヤマト運輸でのnanaco決済イメージ(出典:ヤマト運輸/ヤマトフィナンシャル)
また、現金決済でもポイントが貯まる加盟店があるのも特徴。ガソリンスタンドを運営するEMGマーケティング合同会社と手を組み、全国の「エッソ」、「モービル」、「ゼネラル」のセルフ給油所「エクスプレス」での、現金支払でガソリン・軽油の給油を行うnanaco会員に、1リッター当たり1nanacoポイントの付与を行っています。同社とは、2013年8月31日まで、ガソリン・軽油の給油1リットルにつき、2ポイント貯まる「ポイント2倍キャンペーン」を実施するなど、利用の拡大にも力を入れています。
さらに、クラブネッツが開発した「マルチポイントプログラム」を利用して、クラブネッツが開拓するCN(クラブネッツ)加盟店で、Tポイントやヤマダポイントとともに、nanacoポイントが貯まるサービスも展開。利用者が貯めたnanacoポイントは、nanaco電子マネーとして全国の加盟店で利用可能です。セブン・カードサービスでは、このような取り組みも含め、順調にnanacoを活用したサイクルが回るようになってきたそうです。
スマホにカードをかざしてネット決済完了
今後、nanacoで注目したいのは、スマートフォンをはじめとしたインターネット決済です。現状、インターネット上での電子マネー決済は、6~7割を占めるクレジットカードに比べ苦戦している感は否めませんが、「利用者の利便性を向上させることで、さらに決済金額を伸ばしていきたい」とセブン・カードサービスの担当者も意気込みを見せています。「セブンネットショッピング」のスマートフォンサイトでの決済イメージ(出典:セブンネットショッピング)
今後は、ヨドバシカメラも同じ仕組みを採用する予定となっており、グループ外でのnanacoのインターネット決済の普及が期待できます。
スマホ活用の決済システムにいち早く対応
nanacoとシンカクラウドとの連携といえば、J-Debit、電子マネー、銀聯カード、クレジットカードといった決済を一台で実現するiPhone・iPad等のスマートデバイスと連携した決済ソリューション「ペイメント・マイスター」の新装置「Incredist(インクレディスト)」においても、nanacoは電子マネーとしていち早く対応を発表しています。「Incredist」のnanaco決済のイメージ
将来的には、顧客が店舗で商品を閲覧し、自身のスマートフォンにnanacoをかざして決済を行い、自宅に配送してもらうなど、「リアル店舗とネットの融合」の広がりに期待したいですね。
【関連記事】
セブンカード・プラスはnanaco最強カードか?
最大4重取りも!楽天Edyでポイントゲット
ヨドバシカメラならヨドバシ・ドット・コムがおトク