新築マンションは期待薄、
手頃な新築建売一戸建ての供給が豊富
まず、新築マンションですが、駅前の再開発が一段落したため、今後しばらくはまとまった規模の物件は期待薄。駅から徒歩10分圏以上であれば、用地自体はありそうですが、そうしたエリアは新築建売一戸建てとバッティングするため、一戸建てとして販売される可能性が高いものと思われます。一方で比較的築年数の新しいマンションも多い街なので、どうしても新築という人以外は中古も視野に入れて探すほうが現実的ではないでしょうか。
その中古では、駅近くの再開発がここ10年ほどの期間に集中して行われたため、駅近くほど、新しく、価格の高めの物件が多いのが特徴。一般的な街とはちょっと違います。価格は徒歩数分程度、築10年内外の70平米で4000万円以内。築年が20年以上になると1000万円ほどは下がります。ただ、総武線沿線では人気の街だけに、ファミリーで2000万円を切るような物件はあまり見当たらず、築30年近くでも2500万円内外というところです。
新築建売一戸建ては数が豊富で、探しやすさで言えばマンションより有利。価格は3500~4000万円が中心で、数戸から10戸くらいを中心にまとまった戸数が出ている現場も多いようです。駅からは10数分以上、あるいはそれ以上に離れる場所もありますが、この辺りは平坦地ですから、歩くにしても、自転車利用にしても、さほど辛くはないのではないかと思います。バス便もあります。
賃貸はお隣の市川駅よりも足回りその他の利便性が高いことから多少高め。ワンルームマンションで6万円、2DKで9万円内外、3DKで11万円~といったところ。アパートになると、ワンルームで数千円、2DKで1万円程度は安くなります。シングルや働くカップルの場合、駅近くには商業施設も多く便利なものの、住宅地ではコンビニその他も少なく、非常に静かな点に注意が必要。夜遅い生活にはやや不向きです。ファミリーレストランも駅から離れると、あまり見かけません。
足回り、生活ともに利便性が高く、都心通勤には便利な街本八幡。一方で歴史を感じる風物や江戸川など自然もあり、住む場所によって異なる生活が楽しめるのも魅力。利便性か、環境か、自分の優先順位を考えて選んでください。