小学生から意識する難関大学受験
少子化によって大学への間口は広くなっている一方で、夢の実現や将来の選択肢を増やすためにより高い目標を持つ生徒が増えています。
旧帝国大学や東京工業大学、一橋大学、医学部医学科などの最難関大学・学部を志望する生徒は減少しておりません。浜学園を卒業した生徒にアンケートを実施したところ、約半数の生徒が小学生のうちに志望大学を決めていると回答いたしました。近年は、早い時点から最難関大学を意識している生徒が増加傾向にあるようです。
その一方で「二極化」と言われているように、約4割の私立大学が入学定員に満たない状態になっております。今後は、入学定員に対して一定の志願者倍率を維持できている難関私立大学でも、合格者の学力レベルを維持できる大学と、維持できずに合格偏差値が下がる大学に分かれていくことになるでしょう。小学生のお子さんが大学受験をする頃には、「二極化」から「三極化」に進んでいるかもしれません。中学受験者の多くは通塾経験者
受験勉強は「学校の授業」が基本
では、受験勉強は「いつから始めるべきなのでしょうか?」
受験勉強を特別な勉強だと思われている方もいるかもしれませんが、中学受験、高校受験、大学受験であっても、入試で出題される問題の多くは学校で習った内容およびその発展問題です。受験勉強を特別視して、基本を疎かにして難問ばかりに取り組んでいると学力はアップしません。
まずは、学校の授業で習ったことをきちんと習得し、塾では「得意教科の更なるアップ」「苦手強化の克服」に努めましょう。
家庭学習も入試本番の意識と環境で
今春の灘中学入試(500点満点)では、合格最低点と受験者平均点の差が18.1点であったことからもわかるように、入試というのは学力が同程度の生徒が受験します。同程度の学力の生徒の合否を分けるポイントの一つが、試験時間中に集中力を維持できるか否かです。一般的に家庭学習の時間は小学生の場合は学年×10分と言われていますが、受験学年に近づけば入試本番のテスト時間と同じ時間を一つの単位として勉強することを家庭でも心がける必要があります。勉強に集中できない生徒は、勉強が始まって数分もすれば、「トイレ」や「水分補給」を理由に席を離れる傾向にありますが、これでは集中力をもって勉強したとは言えません。勉強を始めたら予定していた時間まで席を離れない習慣をつけるようご家庭で心がけてください。
家庭学習も入試本番の意識で