大学受験/大学進学・進路選択

失敗しない大学のオープンキャンパス ~活用ポイント(2ページ目)

志望する大学の雰囲気を、直接体感できる絶好の機会が「オープンキャンパス」。その最大のメリットは、教職員や在学生と直接触れ合って、生の情報を得られることにあります。今回は、オープンキャンパスを120%活用するためのチェックポイントを紹介します。

執筆者:大坪 讓


オープンキャンパス当日は、大学のココに注目!

オープンキャンパスでは、パンフレットやホームページでは分からない大学のありのままの姿を肌で感じとることが一番の目的です。ただ漠然と参加するのではなく、あらかじめ参加の目的をはっきりとさせたうえで各大学の特徴を見極めることが大切で、それがミスマッチのない志望校選択にもつながります。たとえば学部・学科紹介では4年間のカリキュラムや指導方針、教育理念をしっかり確認しましょう。さらに就職や進路、資格取得などのキャリア支援体制も大切なチェックポイントです。

環境面では、施設や設備などのハード面だけでなく、その施設の使いやすさ、さらに在校生や職員の人たちの雰囲気といったソフト面にも目を向けることが大事です。また、大学周辺の環境、最寄りの駅からの道のりも確認しておきましょう。デジカメ写真で記録しておくと、入試のときにも利用できて便利です。

個別相談には、目的を明確にして臨むことが重要です。たとえば合否の基準となる成績条件、あるいは奨学金、特待生制度など「お金」の面、その他保護者にとって心配な点があれば、率直に相談してみましょう。具体的な回答が不安の解消になるだけでなく、誠意のある受け答えが得られることで、その大学への信頼にもつながるはずです。
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