スペイン/スペイン旅行のモデルコース

バルセロナ&マドリードと南スペイン周遊8日間(2ページ目)

スペインの中で最もスペインらしい、太陽燦燦、陽気な人々、フラメンコや闘牛を思わせるスペインは南スペインにあります。南スペインの都市を回ってスペインを存分に味わいつつ、アントニオ・ガウディの建築物などで人気のバルセロナ、首都マドリードも組み込んだ贅沢プランです。

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

3日目:南スペインの人気都市グラナダ

アルハンブラ

アルハンブラを見てから死ねとはよく言ったもの。国宝物の宮殿です

中1日空けて、移動日です。朝から南スペインきっての人気都市グラナダへ向かいましょう。バルセロナ-グラナダ間は855キロ(東京-下関と同じくらいの距離)あるため、この日程の場合飛行機での移動が必須です。LCC(ローコストキャリア)を使えばなかなか安くあがります。朝早い便、夜遅い便はねらい目! 例えばハイシーズン(4~9月)のある平日Vuelingのバルセロナ発7時40分、グラナダ着9時5分の便は、44.99ユーロ。2時間かからずに到着してこの値段はお得。

9時にグラナダに着いたらホテルへ直行。チェックインの時間前でも荷物は預かってもらえます。運が良ければ早くチェックインできることも。

荷物を置いたらスペイン観光のハイライトとも言える世界遺産、アルハンブラ宮殿へ向かいましょう。14世紀に建設された当時スペインを侵略していたイスラム教徒の宮殿です。じっくり見れば半日はかかってしまうほど見所が多いので、途中で飲み物や食べ物を買っていくと便利でしょう。尚アルハンブラ宮殿の入場は一部分入場人数の制限があり時間が決められているので、希望の日時のチケットが売り切れの場合があります。サイトで予約をしておけば安心。

夕方はグラナダの旧市街、アルバイシン地区散策がおすすめ。迷路のような小道を上っていくとサン・ニコラス展望台に着きます。ここは壮大なアルハンブラ宮殿が見渡せる有名なポイントです。

南スペインの首都セビリアを満喫

カテドラル

夏の暑さは有名なセビリア。春祭りの時期は盛り上がります

スペイン第4の都市、アンダルシア地方の首都セビリアへ向かいます。

移動の方法はバスか国鉄。
  1. バス……大手バス会社ALSA利用の場合、9時グラナダ発11時セビリア着52.98ユーロ。
  2. スペイン国鉄RENFE……8時48分グラナダ発12時05分セビリア着でツーリストクラスが29ユーロ。

セビリアの見所は世界遺産のカテドラルとアルカサル、インディアス古文書館。白壁の家々と迷路のような石畳の小道が続く美しい旧ユダヤ人街、サンタ・クルス街にも足を運びたいところ。観光名所は固まっているので短時間しかなくても大丈夫。

セビリアに到着し、宿に荷物を置いたらまずは腹ごしらえの時間でしょうか?その後はカテドラルへどうぞ。ローマのサン・ピエトロ寺院、ロンドンのセント・ポール寺院に次ぐ世界第3の規模を誇る雄大な聖堂です。このカテドラルはレコンキスタ(キリスト教徒の国土回復運動)前はイスラム教のモスクだったとされ、敷地内に現在もモスクの塔、ヒラルダの塔があるカトリックとイスラム教が混ざっている点も珍しいです。

続いてインディアス古文書館。1784年にできた新大陸発見に関わる文書がまとめられた図書館。1572年に商品取引所として建築された、ルネッサンス様式の建物も見物。

アルカサルもカテドラル同様、イスラム時代の宮殿をカトリックの王が改築した宮殿。アントニオ・ガウディにも影響を与え初期の作品にも見られるムデハル様式の建築物です。細部にまで施された壁や天井の装飾に注目してください。

サンタクルス街を散策してお土産を買ったりお茶をして、青い空と白い街並みというアンダルシア地方独特の景色を堪能しましょう。
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