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新エンジン搭載のデミオとアウトバックがおいしい!

新しいエンジンはたいていフルモデルチェンジを機に搭載されるのですが、今回ご紹介する2台は、前倒しで搭載された珍しい例です。しかし、早めに搭載してくれたおかげで、中古車がおいしくなってきました。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

ハイブリッドに迫る低燃費を誇るマツダデミオ

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はマツダデミオ(現行)とスバルレガシィアウトバック(旧型)の2台をご紹介したいと思います。
マツダデミオundefinedフロント

低燃費エンジンの搭載だけでなく、横滑り防止装置のDSCやブレーキアシストなども採用された1.3スカイアクティブ。専用の14インチアルミホイールやブルーリングのヘッドライトなども標準装備しています


コンパクトカーとSUV、現行と旧型という、いかにも接点のなさそうなこの2台をなぜ同時に取り上げるのか? それはいずれも新エンジンが搭載された後期モデルがおいしくなってきたという、共通点があるからです。

マイナーチェンジなどで最高出力が上がったとか、ATが4速から5速になったとか、そういうレベルではないのです。その後の新型車に搭載された(デミオはまだ未確定ですが)エンジンが惜しげもなく前倒しされたモデルを、おいしく中古車で手に入れられるから、今回ご紹介したいと思ったのです。

例えば今回取り上げるマツダデミオのスカイアクティブは、その後アテンザやCX-5などに搭載され、いまやマツダの躍進を支えているスカイアクティブテクノロジーを取り入れた一台です。
マツダデミオundefinedエンジン

スカイアクティブG1.3と呼ばれる1.3Lガソリンエンジンは世界一の高圧縮率によって熱効率を高め、燃費とトルクを向上させています。またアイドリングストップ機構も備えています


スカイアクティブというと、ディーゼルエンジンに注目が集まりがちなのですが、この技術はディーゼルに限らず既存の技術を徹底的に一から見直して磨こうというテクノロジーをさします。

ディーゼルエンジンでいえば補器類なしにクリーンな排ガスを実現し、多くの人がトルクフルで燃費のよいディーゼルの良さを楽しめるようになりました。

一方ガソリンエンジンは、ハイブリッドカーのようにモーターでアシストすることなく、いかに低燃費を実現するかという点にありました。

結果2011年にこのデミオに搭載された1.3Lは、アイドリングストップなども備えることでJC08モード燃費では25.0km/lと、ハイブリッドカーであるホンダフィットハイブリッドの26.4km/lに肉薄するほどの低燃費を実現しています。

そんなデミオのスカイアクティブを原稿執筆時点で見ると、修復歴なしの最安値は2011年式/2.7万kmで88万円(新車時価格140万円)。諸費用を含めた総額でも約100万円です。一方のフィットは、同年式では109.8万円/4.8万kmからと、デミオのほうがお手頃価格になっています。

低燃費は今や自動車メーカーとしては必須ですから、デミオの新型がさらなる低燃費を実現する可能性は十分ありますが、それでもそのキーとなるテクノロジーはスカイアクティブであることは間違いありません。

それを今のうちに、しかも中古車でおいしく手に入れておくのは、なかなか賢い選択ではないですか。

続いてレガシィアウトバックの魅力を次ページ以降で詳しく見ていきましょう。
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