その2:ステキ奥様は食器棚に死蔵品を作らない
全ての食器がひとめで選べて、すぐ取り出せれば使うようになる。
うちではあんな食卓はできない、そんなに食器も無いし…… と思ってしまいそうですが、ちょっと待って!ステキ奥様だってそんなにたくさんの食器を持っているわけではありません。
皆さんの家にある食器棚をよく見渡してみて下さい。何年も使っことのないサラダボールやソーメンセットなどの食器類やキッチン小物が眠っていませんか?
日本人の食卓は大皿から小皿まで、サイズのバリエーションが多いのが特徴です。特に小皿や小鉢の種類が多く、それらを上手に使いこなせば、食卓がぐんと華やかになります。そう、ステキ奥様の食器棚にはムダが無く、全てを上手に使いこなしているのです。
ポイントは収納の深さです。一般に売られている食器棚の奥行きは、小皿を収納するには深過ぎることが多く、2列3列とぎっしりと詰め込んでいる家をよく見かけます。そうなってしまえば、使うのは一番手前のお皿だけ。選び難く、出し入れしにくい食器棚ではいつも同じ食器を使うことになり、毎日代わり映えのしない食卓になってしまうのです。
キッチンリフォームの際にはひとめで見渡せる食器入れを作る!
キッチンリフォームの際には、これらの眠っている食器や小物を日常使いにできるよう、ひとめで見渡せる食器入れを作りましょう。例えば壁の厚み部分を活用した壁厚収納を取り付けリフォームすれば、奥行き10cm程度の収納庫が作れます。奥行き10cmの収納スペースは、小皿や小物、カップやお椀類を収納するのにとても便利です。大きな引き出しに小皿や小鉢を収納すれば、ひとめで見渡せて出し入れがしやすい(モデルハウスに学ぶ!こだわりのキッチンリフォームより)
お勧めは小皿や小鉢は引き出し式の食器入れに収納することです。上から全てとひとめで見渡せるので、出し入れがしやすいのはもちろんのこと、テーブルコーディネートがしやすくなります。実際に食器棚のリフォームをしただけで、食卓の彩りが変わって家族に驚かれた家もあります。というわけで、キッチンリフォームの際には、ひとめで見渡せて出し入れしやすい食器入れを作る!これがステキ奥様への2ndステップです。
次のページはステキ奥様と呼ばれるためのキッチンリフォーム術、最後のステップ。後のことを考えないで作業できるかどうかで差がつく!です。