旬の材料を用いて作る「酵素シロップ」
私の周りで流行っているのが「酵素シロップ作り」。友人が酵素作りのワークショップへ参加し、伝授してくれたことがきっかけです。私も春からリンゴの酵素、イチゴの酵素、梅酵素を作り、今は枇杷酵素も作っています。材料は旬のものなら何を使っても構いません。
基本的な酵素シロップの作り方
材料の重さを1とし、1.1倍の白砂糖を使います。例えば、材料の重さが600gならば、お砂糖は660gです。さっと水洗いし、水気をふき取った材料を切ります。無農薬のものは、皮もいれたほうが良いです。
切った材料の1.1倍のお砂糖を用意し、熱湯で消毒した容器に砂糖、材料の果物、砂糖と交互に重ねていき、最後に砂糖がくるようにします。
半日後くらいから汁気が出てきますので、さっと水洗いした手を入れて50回ほどかき混ぜます。
この手でかき混ぜるというのがポイントで、自分の手の常在菌を入れて発酵させることによって、自分の体に合った酵素を作ることができるのだそう。なので、子どもに飲ませたいものは子どもがかき混ぜるのが良いそうです。
そうして毎日50回かき混ぜると繰り返すと、砂糖も完全に溶け、材料が発酵しシュワシュワと泡が出始めます。
泡が出て、材料が上のほうに浮きはじめシュワシュワが収まりかけたら、具を越して酵素ジュースとして飲むことができます。
だいたい1日大さじ1杯を目安に(甘いので飲みすぎに注意)、炭酸水やリンゴ酢で割って飲んだり、豆乳などに居れるとヨーグルト風にいただくくこともできます。
「白砂糖? 体に悪いのでは?」という疑問を抱きますが、先生曰く、発酵し、酵素になる段階で白砂糖は体に良い成分に変わるそうです。梅酒などもそうなのですが、体に良かれ黒糖などを使うと、材料のエキス抽出を妨げてしまい美味しくならないのです。私も最初は気になりましたが、今は白砂糖を使っています。
旬の食材で、簡単で、かつ体に良い酵素。こした具を使ってお菓子やゼリーを使ったり、用途はさまざま。
ダイエットや美肌、便秘などへの効果もあるということですが、何より美味しいのがうれしい。子どもたちも大好きで、今日は何の酵素かなーと楽しみに飲んでいます。
私の周りで起きているこの酵素シロップのブームはしばらく続きそうな予感です。