定額制というビジネスモデル
PS4によってPS Plusが拡大すると、コンシューマーゲーム業界のビジネスモデルにも変革が起こるかもしれません(イラスト 橋本モチチ)
そのさらに先を考えた時、例えば音楽や映像の業界でどういうことが起こったかを参考にしてみると、定額制というビジネスが当然浮かび上がります。これをゲームで当てはめれば、個々のタイトルにお金を払うのではなく、サービス使用料にお金を払い、決められたリストのゲームがダウンロードして遊べる、あるいはダウンロードせずにストリーミングで遊べる、なんてことが一般化する未来もイメージできます。
もちろんそういったビジネスの転換は口で言うほど簡単ではありません、しかし、PS Plusは、コンシューマーゲームにおける定額制のゲームサービスの芽生えとなるかもしれません。
PS4で、オンラインマルチプレイが有料化されます。ただしそれは、単体で有料化されるのではなく、PS Plusのサービスに組み込まれる形です。オンラインマルチプレイをきっかけにPS Plusというサービスが拡大していくとするなら、コンシューマーゲーム業界に新しいビジネスの形が、ゲームユーザーに新しいゲームのライフスタイルが見えてくるかもしれません。
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