ユリィ・ニキティンとの絆
ガイド:ちょっと違った質問をします。昨年、ユリィ・ニキティン氏にインタヴューをしました。あなたは、ユリィとは昔、同じバンドにいたと理解しています。ユリィにインタヴューした時、最初はお互いに好きではなかったと言っていました。その後、どのように二人の関係は変わっていったのでしょうか? あなた側にお話を聞きたいです。
イリーナ:
ユリィはとっても面白い人。彼は世界中のどこでもアーティストを成功させる事ができる最も著名なプロデューサーなのだけど、彼はウクライナに生まれてしまった。私と出会うのは彼の運命で、私と恋に落ちて、私と8年の人生を過ごしたわ。彼は私が働くようにしむけたし、私にいっぱいいい事をしてくれた。私は人を愛していて、彼も私を愛していて、今でも一緒にいるように思えるわ。
「カチューシャ」を歌ってくれた!
ガイド:あなたが「カチューシャ」を兵士たちの前で歌う映画のシーンを見つけました。
カチューシャ(Катюша) (YouTube)
イリーナ:
そのビデオは、何百万回と見られているわ。
ガイド:
「勝利の日(Victory Day)」ですよね?
イリーナ:
そうよ。
ガイド:
この曲は、日本人の間でも知られているとても有名なロシア語の歌です。日本語版もあります。あなたの歌う「カチューシャ」がとっても大好きです。あなたもこの歌は好きですか?
イリーナ:
(「カチューシャ」を歌いながら)私は、この曲を最初に歌ったクラフディヤ・シュルゼンコ(Клавдия Шульженко)が好きなの。彼女がとても辛い人生を送っていて、進歩できなかった事を知っているわ。人々は彼女を愛したけど、政府は彼女の歌をブルジョワ呼ばわりして、彼女に歌わせなかったの。彼女は美しいドレスを愛していて、共通点も多いと言えるわ。人生で二人しか歌手についての本を読んだ事がないけど、一つは彼女について、もう一つは、エディット・ピアフ(Edith Piaf)よ。