見積りよりも結婚式費用がアップした人は7割以上
結婚式の費用は高額になりがち。大半は見積りよりも高額になるので、トラブルの原因になりがち。事前にしっかりチェックしたい
カップル2人で納得して料金が高額になったのであればいいのですが、どちらか一方の親の要望で決まったことであれば、トラブルの元となります。お互いにトラブルにならないように、事前にしっかりと確認しておくほうが無難です。
また、親からの費用援助を見積り金額をもとに試算する人も多いでしょう。実際の支払いはさらに高額になるため、その支払いをめぐってトラブルになることもあります。費用負担が増える時は、そのコストアップは誰が負担するのかを考えるようにしましょう。
親からの会場や衣装へのリクエストに注意
同じく「ゼクシィ結婚トレンド調査 首都圏 2012年度版」の親の関与状況によると、親が興味・感心をもつのは、結婚式の会場、新婦の衣装、引き出物、料理・飲み物といった項目です。結婚する2人はお金がかからない結婚式を予定したのに、親から親戚などの付き合い上、ホテルでの挙式を強要されたという例は多くあります。また、親の都合で招待客が増えてしまい、会場を変更したというカップルもいました。
新婦の衣装も注意が必要です。お色直しは2回、和装も必要などという親からの注文が多くあります。新婦の衣装代は高額になるため慎重に決めたいところ。
「引き出物」選びには地方の風習も影響
また、引き出物についてもよく話し合いをしましょう。地方の習慣で決まっているものもあるでしょうし、大きい重いものが好まれる地域もあります。たとえば、大きなかまぼこを引き出物にする地方があります。独身で遠方から来た人にとっては、生もので重たく一人で食べ切れない量のかまぼこは少し迷惑でしょう。ゲストごとに引き出物を変えるなど工夫をしながら、親ともしっかり話し合い、みんなが納得できる品物選びができるといいですね。このように、親が結婚式の内容に注文を出すことが多くあります。この注文にこたえていると費用はかさみ、いつの間にか予算オーバーということになりかねません。リクエストをした親が全てその費用を出してくれると問題はないのですが、その費用負担が別の親や新婚世帯にくるようではトラブルの原因となります。お互いが気を付けたいところです。
このほかにも、両家間でのトラブルもあります。次のぺージでご紹介します。