6820円コースから御紹介
それでは、6820円コースより御紹介していきます。
・Primo Antipasto
和泉小芋の茶碗蒸し 小豆島桜鯛白子と堺のヒラタケ
まず一皿目のアンティパスト(前菜)は「和泉小芋の茶碗蒸し」が登場。心地良い程に舌の上で滑らかな舌触りをもたらす白身の食感、そして和泉小芋の風味。さらに中には小豆島の桜鯛白子と堺のヒラタケが入っており、和のような繊細かつ上品なテイストに。
一皿目で、これだけ個性的でハイクオリティな料理が出てきて(良い意味での)驚きがありましたし、続く料理への期待値も一気にトップギアに入りますね。
・Secondo Antipasto
和歌山真鯖と島根白バイ貝、新タマネギのジェラート、貝のコンソメジュレ
続く2皿目は、冷製のアンティパスト。真鯖(和歌山)と白バイ貝(島根)、そこに新タマネギ(真ん中にあるジェラート)、貝のコンソメジュレ、と旬の旨味をギュギュッと詰め込んだ、まさに「旨味(甘味)の饗宴」と表現したくなる一皿。
・Terzo Antipasto
北海道カスベほほ肉と八代一番のりのフリット
温・冷のアンティパストがきて、続く3皿目のアンティパストはカスベのフリット。カスベ(北海道)は頬肉と軟骨とを別々に仕上げてあり、頬肉のほうには八代一番のりが乗せられ、一見すると「たこ焼き」のようなルックスは大阪らしさがあって良いですね。
カスベの魅力を存分に出しつつ「一番のり」の磯の香りをも活かした完成度の高さ。ブラボ!
・Quarto Antipasto
淡路サワラのソテー、松の実とオリーブのペースト
そして4皿目のアンティパストはサワラ(淡路産)を使った魚料理。これがメイン料理でもおかしくないクオリティの高さですが、低温でじっくりと火入れされたサワラの輝きが一際食欲を刺激してくれます。松の実とオリーブのペーストとの相性も良く、これだけの魚料理を敢えて「アンティパスト」として出されるところに、シェフの意識と実力の高さを感じます。
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