注目が集まっているマンスリー手帳
ここ数年ダイアリー市場を見て感じるのは、マンスリー、つまり月間タイプのダイアリーがジワリジワリと増えているということ。これまでマンスリーダイアリーというと女性向けがなぜか多かったが、最近は男性向けのものも増えてきている。その理由として考えられるのがスマートフォンでスケジュール管理をする人が多くなっているという事情があると思う。スマートフォンはパソコンとも連動させ細かな予定も入れることができる。ただいかんせん画面が小さいので予定を俯瞰するのが難しい。それを補う意味でマンスリーに注目が集まっているのだろう。スマホのサブダイアリーとしてマンスリーを使いたいという人が増えているのではないかと思う。そのマンスリーダイアリーの中で、これまで見たことのないユニークなものが発売される。デザインフィルの「ダブルスケジュール」だ。
デザインフィル「ダブルスケジュール」
B 5サイズ1,890円、 A 5サイズ1,575円、 B 6サイズ1,365円。
各黒、白、ピンクの3色。
2種類のマンスリーページをめくり分けられる
「ダブルスケジュール」という商品名の通り、2つのマンスリーカレンダーを備えている。こうしたタイプはすでに他社からも色々と出されている。今回のものがユニークなのは、その2つのマンスリーページを別々にめくり分けられるところ。と言ってもページの前半に1つのマンスリーカレンダー、後半にもう1つという単純な作りではない。2つのマンスリーページはそれぞれ赤と青で色分けされていて、赤、青、赤と交互に綴じこまれている。つまり、1月、1月、2月、2月、3月、3月と2つのマンスリーが並行して進んでいく。こういう構成のものをめくり分けるのは難しい。
たっぷりと書き込めるマンスリーフォーマット。余白が赤のページと青のページが交互に綴じられている
それを可能にしているのが「マジックインデックス」。
ダイアリーの小口を見てみると、赤、青でインデックスの位置が違っている。
これが2つのマンスリーページをめくり分ける「マジックインデックス」
この「マジックインデックス」は特許出願中だという。
めくり口の上側に親指を添えてパラパラとめくると赤のマンスリーページだけが開かれていく。下側でめくっていくと今度は青のページだけ。ちなみに真ん中に指を添えると赤、青の両方がめくれていく。
めくり口の上側の赤インデックスをめくると、赤のマンスリーページだけが開く
下側の青インデックスに指をかけてめくると青のマンスリーページだけが開く
もちろん、右側、左側どちらからめくってもOK
赤と青のちょうど真ん中に指をかけてめくると、赤と青の両方が開く
隠しながらスケジュールチェックができる
これはこんなシーンで役にたちそうだ。たとえば、仕事でクライアントごとにスケジュールを分けて管理していたとする。そのうちの一社と打ち合わせしていてスケジュールチェックをする時に、もう一社の予定を隠しながらページをめくることができる。また、仕事とプライベートに分けて管理している時もプライベートの予定を隠しつつ、仕事のスケジュールチェックをするということもスムーズにできる。マンスリーページの左側には1ヵ月が縦に進んでいくもう一つのマンスリーがある。仮の予定や長期に予定を管理する時に便利だ。
記入スペースには罫線が引かれているのでキレイに書き込める
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