古臭さを感じさせない、石原裕次郎と浅丘ルリ子の素敵なカップル
■監督蔵原惟繕
■主演
石原裕次郎、浅丘ルリ子
■DVD販売元
日活
当時、青春映画のスーパースターだった石原裕次郎と、美しき浅丘ルリ子が演じる恋愛映画の古典とも言える「銀座の恋の物語」。
1962年に公開されました。
■あらすじ
絵描き志望で東京に出てきた青年、次郎(石原裕次郎)は、同居しているジャズ喫茶の宮本と、お互いに励ましあって生きていた。
そして次郎は、「銀座や」の針子、久子に出会い彼女の肖像画制作に没頭する。
彼女と結婚する決意を固めるが、彼女は事故に合い、記憶喪失になってしまう……。
■おすすめの理由
いきなりある日恋人が、自分の目の前から姿を消してしまう。
今でこそ、そんなストーリーのドラマはありますが、当時としては大胆な構成だったと思います。
ラストまでのシナリオもよく練り込まれていて、飽きることのない展開。
石原裕次郎と、浅丘ルリ子という名コンビの演技も光っています。
レトロな昭和を感じさせる、銀座の街並の映像も素敵です。
そして浅丘ルリ子さんの可愛らしいこと!
石原裕次郎さんのかっこいいこと!
今見てもとても素敵なカップルで、古くささなんて全然感じないのもすごい。
「銀座の恋の物語」の曲と言えば、おじさんサラリーマンのデュエット、酒場の定番のデュエットという感じで、歌いたくもないのに無理やり相手にさせられる……というイメージがありましたが、この映画をみるとかなりイメージが変わります!
安心して観ていられる昭和の恋愛映画って、いいなあとしみじみ思わせてくれるような作品です。